MRが楽しい

MRやVRについて学習したことを書き残す

Google Earth VRを試してみる

今回はhololens(MR)ではなく、Oculus rift(VR)の話題となります。
4/18に「Google Earth VR」がOculus riftに対応しました。
・「Google Earth VR」がアップデート、“Oculus Rift”をサポートに追加
 http://forest.watch.impress.co.jp/docs/news/1055653.html

これまで「Google Earth VR」はHTC viveでのみ体験できるアプリでした。
自分が持っているのはOculus riftのため、今まで体験できずにいたのです。
(実際にはFake Viveというツールを使えば体験可能でしたが、そちらは非公式なやり方です)
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Oculus Storeから購入可能となっており、お値段も無料とのこと。これは試すほかありません。

しかし、問題発生…画面がキャプチャできません。

以下の方法を試してみたんですが、実行中画面のキャプチャが行えません。
Oculus Riftでのプレイをスクリーンショットや動画でキャプチャする方法【Windows10】
 http://blog.cluster.mu/2016/06/how_to_take_a_screenshot_or_video_by_rift/

調べてみたところ、今回試したのは下記ページで言うところの「横取り」であり、
Oculus標準のホーム画面やライブラリと同じ動作に当たるようですね。
Oculus Riftスクリーンショットが欲しい!
 http://app-review.jp/news/314354

よって今回は私の感想を元に紹介します。
さて、実を言うと私「google earth」自体、初めての体験です。これまで全く使ったことがありませんでした。
故に、まず立体化されている場所について、東京はほとんどが立体化されていることに驚きました。
渋谷や東京タワーといった有名どころはしっかりと3D化されていて、どの方向から見てもちゃんとテクスチャが貼られています。

これに関してはGoogle Earth VRに限ったことではないので、以下のブラウザ版で確認できます。
Google Earth
 https://www.google.co.jp/intl/ja/earth/

更に驚いたのが、建物の凹み部分もしっかりと再現されていることでした。
ストリートビューと組み合わせて3D化されているとのことで、窪みのある建物はきちんと窪み部分が再現されています。

分かりやすいのは以下のようなフジテレビの建物です。
・FCGビル
 https://ja.wikipedia.org/wiki/FCG%E3%83%93%E3%83%AB
これがこの格子状の形できちんと3D再現されています。横から覗き込むと向こう側の景色が見えます。
かなりの凝り具合で、まるで巨大なパノラマを見ている気分でした。眺めているだけで楽しいです。
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Google Earth」でのキャプチャです。後ろの空が格子の間から見えます。

さて「Google Earth VR」としての感想ですが…VRアプリとしては現状最高のアプリかもしれません。
まず実在の場所を見ているという事で、スケール感をリアルに感じることができます。
東京スカイツリーはVRの中でも全容を見るには顔を見上げる必要があり、その巨大さを実感できます。
これはブラウザ版だと中々体験として感じにくいところと思います。
VRで体験する意味のある感動が味わえます。高い建物巡りをしてみたくなります。
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その他、マップ上でズームアウトを続けていくと成層圏を抜け、宇宙空間にたどり着きます。
ここの演出の凝り具合が素晴らしいです。
これは体験しないと伝わらない気がします。
頭上に宇宙が広がり、足元に地球が現れ、黒と青の狭間で輝く水平線を見渡したときの感動は素晴らしい体験でした。
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誰かにVRが持つ「価値」を伝えたければ、このアプリを体験してもらうのが一番です。