本日は MMD の技術調査枠です。
前回記事の続きになります。
bluebirdofoz.hatenablog.com
ライティング設定用の PMX モデルを作成するところまで進めました。
さて次は MMD 上でエフェクトの設定を行う訳ですが、その前に実施しておくことがあります。
MME の導入です。これを導入することで MMD 上でエフェクトファイルが利用可能になります。
www.nicovideo.jp
ダウンロードすると以下のファイルが同梱されています。
・d3d9.dll
・MMHack.dll
・MMEffect.dll
これらのファイルを MikuMikuDance.exe と同じフォルダにコピーすることで MME の導入完了です。
次は MMD プロジェクト上での作業となります。MMD を起動します。
MME のインストールが成功していれば、右上に MMEffect の項目が表示されています。
まずアクセサリ操作の「読込」ボタンをクリックして N2+CShader にある ExcellentShadow.x を読み込みます。
3バージョン用意されている中のノーマル版を利用します。
設定値は以下の通りとします。値を変更したら「登録」ボタンをクリックして確定します。
次に HgSAO.x を読み込みます。こちらもノーマル版を利用します。
設定値を以下の通りとします。値を変更したら「登録」ボタンをクリックして確定します。
その他、AmbientController.x を読み込み、設定値を以下の通りとします。
表示のチェックを外している点に注意です。
BackLightController.x を読み込み、設定値を以下の通りとします。
表示のチェックを外している点に注意です。
SoftLightA.x を読み込み、設定値を以下の通りとします。
SoftLightB.x を読み込み、設定値を以下の通りとします。
この時点で真っ暗な画面になっていればOKです。
ついでに表示設定を以下のように設定します。
・「モデル編集時カメラ・証明追従」 オン
・「地面影表示」 オフ
・「アンチエイリアス」 オフ
「モデル編集時カメラ・証明追従」 はオンになっていない場合、リアルタイムで陰影調整ができません。
この辺りまでが基本セットなので、この時点でプロジェクトを保存しておくと流用できて便利です。
「アンチエイリアス」の設定のみは MMD の再起動のたびに「オン」に戻るのでその点は注意してください。
以降は次回です。次はモデルを読み込んでシェーダの調整を実施します。
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