本日は HoloToolkit の技術調査枠です。
前回、MixedRealityCameraParentの背景を差し替える方法について調べました。
・MixedRealityCameraParentのヘッドセット用の床と背景を差し替える
http://bluebirdofoz.hatenablog.com/entry/2017/11/29/020114
それぞれの背景セットを利用したとき、どのような背景になるか一通り試してみたので記録しておきます。
Skybox
水色の空と土色の地面が水平線を隔てて広がります。デフォルトだとこの設定です。
SolidColor（またはColor）
設定した単一のカラーが背景色として表示されます。画像は Color.blue の設定です。
Inspector 上では SolidColor と Color の選択肢がありますが、内部的には同じ処理のようです。
Depth
背景色をクリアせず、深度バッファのみをクリアします。
この描画は例えば視点を動かしてみると、何をしているかが分かります。
背景色は描画されないため、手前にある白い球と奥にある赤い球の描画色が残ります。
しかし深度バッファはクリアされているため、赤い球の軌跡が白い球の軌跡に重なると、色が上書きされます。
Nothing
背景について何もクリアしません。
Depth と同じ動きを試してみます。
すると今度は、赤い球の軌跡が白い球の軌跡の後ろ側に回り込むように描画されます。
こちらは描画した深度バッファもクリアされていないため、どちらの色が前面に表示されるべきか判定されるためです。
