本日はMMDの環境構築手順についてです。
以下の MMD の取り込み方法まとめを発表した際、MMD環境構築説明の手順で DirectX のインストーラがオフラインで利用できないという問題が発生しました。
bluebirdofoz.hatenablog.com
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解決方法について調査したのでまとめておきます。
MMDの起動には以下の3つのランタイムのインストールが必要です。
Download Microsoft Visual C++ 2008 再頒布可能パッケージ (x64) from Official Microsoft Download Center
Download Microsoft Visual C++ 2010 再頒布可能パッケージ (x64) from Official Microsoft Download Center
Download DirectX エンド ユーザー ランタイム Web インストーラ from Official Microsoft Download Center
このうち、DirectX のインストーラのみはオフラインでの利用ができません。
オフラインでインストールを実施する場合、以下のインストーラを利用する必要があります。
Download DirectX End-User Runtimes (June 2010) from Official Microsoft Download Center
オフラインでインストールを実施してMMDが起動できるか確認してみます。
まずは DirectX のランタイムをインストールしていないPCに MMD をインストールします。
試しに MikuMikuDance.exe を実行してみます。
DirectX の DLL が見つからない旨のエラーが発生します。
ではランタイムをインストールします。
手順通り、Microsoft Visual C++ のランタイムをインストール後、DirectX End-User Runtimes で取得したインストーラを実行します。
解凍場所の指定を求められます。どこでも良いので今回はインストーラディレクトリに直接展開します。
以下のように DirectX の DLL が指定ディレクトリに展開されます。
今回、MMD がエラーメッセージで要求していたのは「d3dx9_43.dll」の DLL でした。
展開されたディレクトリから d3dx9_43.dll を検索して探し出します。
MMD が参照できれば良いので、MikuMikuDance.exe の実行ディレクトリに d3dx9_43.dll をコピーします。
この状態で MikuMikuDance.exe を実行すると……。
MMD が起動しました。成功です。