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公式チュートリアル「MR and Azure 307 1章」を試してみる

本日はチュートリアルの実施枠です。
Academyの「MR and Azure 307: Machine learning」の実施内容をまとめます。
docs.microsoft.com
docs.microsoft.com
今回は「概要 ~ Chapter 1」です。

元記事は Immersive 向けの手順がメインですが、本記事では HoloLens 向けの手順をメインにまとめます。
また、MR and Azure 306 はサポートデバイスに HoloLens が含まれないためスキップしました。

本章の Chapter 1 は一部 MR and Azure 305 でストレージアカウントを作成済みである前提の動作になっています。
ストレージアカウントを作成済みでない場合は MR and Azure 305 のストレージアカウント作成手順も参照ください。
bluebirdofoz.hatenablog.com

概要

このコースでは、Azure Machine Learning Studio を使用して複合現実感アプリケーションに機械学習(ML)機能を追加する方法を学習します。

Azure Machine Learning Studio は開発者に、データの入力、出力、準備、視覚化に役立つ機械学習アルゴリズムを提供する Microsoft サービスです。
これらのコンポーネントから予測分析テストを開発し、それを繰り返してモデルをトレーニングすることが可能です。
レーニングの後、モデルを Azure クラウド内で動作させることができます。その結果、新しいデータをスコアリングできます。
詳細は Azure Machine Learning Studio の記事を参照してください。
azure.microsoft.com

このコースを修了すると、次の機能を学ぶことができます:

1.Azure Machine Learning Studio ポータルに販売データのテーブルを提供し、人気商品の将来の販売を予測するアルゴリズムを設計します。
2.ML プロジェクトから予測データを受信し、解釈することができるUnityプロジェクトを作成します。
3.最も人気のある販売アイテムを棚に提供することにより、Unity Project内でビジュアル的に予測データを表示します。

このコースは Azure サービスと Unity プロジェクトを統合する方法を学ぶためのものです
複合現実感アプリケーションを強化するために、このコースから得た知識を活用して下さい。

バイスのサポート

このコースは主に Windows Mixed Reality immersive(VR)ヘッドセットに焦点を当てています。
ここで学んだことは Microsoft HoloLens にも適用できます。
コースに沿って進むと HoloLens をサポートするために必要となる可能性のある変更に関する注記が表示されます。

※ 前述の通り本記事では HoloLens を対象に手順を進めていきます。

前提条件

このコースには、次のハードウェアとソフトウェアをお勧めします。
Windows Mixed Reality と互換性のある開発用PC
・開発者モードを有効にした Windows 10 Fall Creators Update(またはそれ以降)
・最新のWindows 10 SDK
・Unity 2017.4
Visual Studio 2017
・開発者モードを有効にした Windows Mixed Reality immersive(VR)ヘッドセットまたは Microsoft HoloLens
・Azure リソースを作成する Azure アカウント
・Azure セットアップと ML データ検索用のインターネットアクセス

始める前に

このチュートリアルで言及したプロジェクトをルートまたはルートに近いフォルダに作成することを強く推奨します
これは、このプロジェクトを構築する際に問題が発生するのを避けるためです。
長いフォルダパスはビルド時に問題を引き起こす可能性があります。

Chapter 1:Azure Storage Account setup

Azure Storage サービスを使用するには、Azure ポータルでストレージアカウントを作成および設定する必要があります。

1.Azure Portalにログインします。
(Azureログインについては以下記事でまとめています。)
bluebirdofoz.hatenablog.com

2.ログインしたら、左側のメニューで[ ストレージアカウント ]をクリックします。
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3.ストレージアカウントのページが開きます。[追加]ボタンをクリックします。
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4.ストレージアカウントの作成ページが表示されます。
 [基本]タブと[詳細]タブのそれぞれを開き、以下の各種情報を設定します。

[サブスクリプション]:利用するサブスクリプションを選択します。
[リソースグループ]:既存のリソースグループを選択するか、新しいリソースグループを作成します。
 リソースグループは Azure アセットの収集を監視し、アクセスを制御し、課金を管理し、管理する方法を提供します。
 単一のプロジェクト(これらのラボなど)に関連する全てのサービスを共通のリソースグループに保つことをお勧めします。
[ストレージアカウント名]:このサービスインスタンスに設定する名前を挿入します。
[場所]:リソースグループの場所を決定します。アプリケーションが実行される地域を選択するのが理想的です。
[パフォーマンス]:[Standard]を選択します。
[アカウントの種類]:[Storage (汎用 v1)]を選択します。
[レプリケーション]:[読み取りアクセス冗長ストレージ (RA-GRS)]を選択します。
[安全な転送が必須]:[無効]を選択します。
[仮想ネットワーク]:[なし]を選択します。
[Data Lake Sorage Gen2]:[無効]を選択します。

 各種情報を設定したら[確認及び作成]を選択します。
・[基本]タブ
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・[詳細]タブ
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5.[確認及び作成]を選択すると検証が行われます。問題なければ[作成]ボタンをクリックします。
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6.[作成]をクリックした後、サービスが作成されるまで待つ必要があります。これには数分かかることがあります。
7.サービスインスタンスが作成されると、通知がポータルに表示されます。
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Chapter 1 はここまでです。
次回は Chapter 2 を実施します。
bluebirdofoz.hatenablog.com