本日はチュートリアルの実施枠です。
Academyの「MR and Azure 307: Machine learning」の実施内容をまとめます。
docs.microsoft.com
前回記事の続きです。
bluebirdofoz.hatenablog.com
今回は「Chapter 5 ~ Chapter 7」です。
Chapter 5:Setting up the Unity Project
チュートリアルページではプロジェクトの基本的な設定項目について全て手動で行っています。
これらの設定項目は MRTK を利用すれば自動で設定可能です。本記事では、MRTK を利用して設定します。
以下の手順ページの「HoloLens(WindowsMR) プロジェクトの基本設定」までを実施したプロジェクトを作成します。
bluebirdofoz.hatenablog.com
InternetClient の利用が必要なため、capabilites の設定を行います。
メニューから Mixed Reality Toolkit -> Configure -> Apply UWP Capability Settings を開きます。
「Apply UWP Capability Settings」ダイアログが開くので、「InternetClient」にチェックを入れて「Apply」を実行します。
Scripting Runtime Version を Experimental(.NET 4.6相当)にする必要があります。
メニューから Edit -> Project Settings -> Player を開きます。
Inspector パネルから Other Settings を開き、Scripting Runtime Version の設定を Experimental(.NET 4.6 Equivalent) に変更します。
Chapter 6:Importing the MLProducts Unity Package
このコースでは、Azure-MR-307.unitypackageと呼ばれるUnity Asset Packageをダウンロードする必要があります。
このパッケージには、すべてのオブジェクトがあらかじめ組み込まれています。
以下のリンクからダウンロードします。
・307-Scene-Setup.unitypackage
https://github.com/Microsoft/HolographicAcademy/raw/Azure-MixedReality-Labs/Azure%20Mixed%20Reality%20Labs/MR%20and%20Azure%20307%20-%20Machine%20learning/307-Scene-Setup.unitypackage
1.このパッケージをインポートするため、Unity のメニューでAssets -> Import Package -> Custom Packageをクリックします。
2.ファイルピッカーを使用して 307-Scene-Setup.unitypackage を選択し、Openをクリックします。
3.このアセットのコンポーネントのリストが表示されます。[Import]をクリックしてインポートを行います。
4.インポートが完了すると、Unity Project Panel に新しいフォルダがいくつか表示されます。
これらは3Dモデルと、既成のシーンの一部である素材です。
5.Project Panel フォルダ内で Scenesフォルダを開きます。
直下にある MR_MachineLearningScene をダブルクリックし、シーンを開きます。
シーンに赤い菱形が存在ない場合は、Game Panelの右上にあるGizmosボタンをクリックします。
6.HoloLens を利用する場合、メインカメラを再設定するため、MRTK のシーン設定をもう一度行います。
メニューから Mixed Reality Toolkit -> Configure -> Apply Mixed Reality Scene Settings を選択します。
7.[Apply Mixed Reality Scene Settings]ダイアログが表示されるので[Apply]ボタンをクリックします。
Chapter 7:Checking the DLLs in Unity
本章は Newtonsoft DLL の設定に関する作業です。
本記事の手順通りに実施すると、[error CS1703: An assembly 'Newtonsoft.Json' ~]というエラーが表示されています。
これは MRTK を用いてプロジェクトを構成した場合、MRTK に Newtonsoft DLL が既に含まれているためです。
よって本章では以下のプラグインフォルダ内の全ての Newtonsoft ファイルを無効化する必要があります。
・Plugins/Newtonsoft.Json.dll
・Plugins/WSA/Newtonsoft.Json.dll
Newtonsoft ファイルをのインスペクタを開き、全てのプラットフォームのチェックを外して[Apply]ボタンをクリックします。
両方の Newtonsoft ファイルを無効化したらエラーが解消されていることを確認します。
Chapter 7 はここまでです。
次回は Chapter 8 を実施します。
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