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HoloLens特化のホロ恋子モデルを作成する その11(口のモデリング)

本日はホロ恋子モデル2の作成枠です。
顔のパーツを作り込んでいきます。今回は口のモデリングです。
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口も目と同様にどういった表情付けを行うかを考えてモデリングを行う必要があります。
今回は表情の喜怒哀楽、リップシンク「あいうえお」を表現できることを目指します。

口のモデリング方法

[編集モード]で口のモデリングを行っていきます。
口が閉じて繋がった状態ですので、最初に口を開きます。
口部分の頂点を選択し、切り裂き([V]キー)を実行します。
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これで頂点を動かすと以下のように頂点が分割されています。
分かりやすいよう、下唇の頂点を少し下げた状態で作業していきます。
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唇の形に沿ってメッシュをナイフカット([K]キー)していきます。
口角をあげる、さげるの表現に加えて、口角を広げる表現をしたいため、口角部分の頂点を合わせて増やしておきます。
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シェイプキーで必要な頂点

表情の喜怒哀楽、リップシンク「あいうえお」を作るには最低限、以下の5つの頂点が必要になります。
・上唇の中央と端
・下唇の中央と端
・口角
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更に目のモデリングと同様に、テクスチャを固定するための面として唇の面を利用します。
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期待する動きができるかどうか頂点を動かして試してみます。
唇の端の頂点は口を開く表現で、口を上下に伸ばすために利用します。
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唇の中央や口角の頂点は特に口をすぼめる表現で、丸い形を表現するのに使います。
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トポロジーの調整

最後にラインをもう一周追加しました。
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これは口輪筋のラインです。
これがあることでシェイプキーでは唇を突き出す形が作成でき、立体感のある唇が作れます。
ローポリゴンには不要かもしれません。
悩みましたが、顔の輪郭が効果的に良くなるため、入れることにしました。
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最終的に上唇・下唇・口輪筋、これらを意識したトポロジーとなりました。
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次は顔の残りのパーツのモデリングを実施します。
bluebirdofoz.hatenablog.com