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HoloLens特化のホロ恋子モデルを作成する その13(顔の調整とローポリゴン化)

本日はホロ恋子モデル2の作成枠です。
顔のモデリングが一通り完了したので、全体の調整と不要な頂点削除によるローポリゴン化を行います。
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顔の調整

額と頬について斜めから見たときの立体感が足りなく感じたので頂点位置を再調整しました。
額の前面を中心に、より顔の平面を意識した形にしています。
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今回のトポロジー修正に合わせて三面図の下絵も再修正しました。
特に横から見たときの眉のラインと位置が変化しているのが分かると思います。
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自身が話していた「顔の平面をより意識する」が眉にまで行き届いていませんでした。
細かい差異に見えますが、立体化したときにはこの違いで印象が大きく変わります。

修正後の三面図をアップしておきます。
・全体
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・顔
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ローポリゴン化

今回のホロ恋子モデルは更なるローポリゴン化を目指しているので、不要な頂点を頂点結合([Alt+M]キー)で削除していきます。
当然ながら、特にローポリゴン化を目指していない方はこの作業は不要です。
現行のトポロジーの密度のままでも、全体で1万ポリゴンを切るモデルになると思います。

シェイプキーのために作成した頂点は削除せず、固定の頂点をなるべく形を損なわないよう減らしていきます。
以下の通り、頂点を結合してメッシュを削減しました。
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頂点結合を行うと四角形以上の面は大きく歪むことがあり、斜め方向から見ると面が凹んでいることがあります。
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こういった場合は面をカットして三角面とし、面の形を整える必要があります。
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歪み箇所を三角面に変更し、最終的なトポロジーは以下のようになりました。
顔のモデリングはこれで完了とします。
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次はこの「メッシュの歪み」とそれを検出する方法についてより詳しくまとめます。
bluebirdofoz.hatenablog.com