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HoloLens特化のホロ恋子モデルを作成する その16(前髪のモデリング)

本日はホロ恋子モデル2の作成枠です。
前髪のモデリングを行います。
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前髪オブジェクトの作成

最初に頭部の基礎と同様に、前髪用のメッシュを追加します。
今回のホロ恋子は前髪が左右対称ですが、髪型は左右非対称の事も多いです。
この場合、ミラーモディファイアをかけられないため、前髪は最後まで別オブジェクトで作成することになります。

[オブジェクトモード]で 追加 -> メッシュ -> 平面 を選択し、平面オブジェクトを作成します。
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平面メッシュを以下の位置に移動しました。
特に高さと縦幅を前回作成した頭部オブジェクトの大きさに合わせています。

位置:
 X: 0.0000
 Y: -0.090
 Z: 1.5010
回転:
 X: 90
 Y: 0
 Z: 0
拡大縮小:
 X: 0.099
 Y: 0.099
 Z: 0.099

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頭部と同様に、トランスフォームを適用します。
今回は回転も行っているので「位置/回転/拡大縮小」全てを適用します。
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[編集モード]に切り替えます。
前述の通り、ホロ恋子は左右対称の髪型のため、半分だけをモデリングします。
縦方向のループカット(Ctrl+Rキー)を行い、片側の頂点を削除しました。
更にミラーモディファイアを設定し、モデリングの準備を整えました。
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前髪のモデリング

今回はこの平面を基準に輪郭を切り取る手法を用います。
この手法は比較的簡単にモデリングができるメリットがある一方で、髪がまとまったメッシュとなるため、後々細かい揺れは設定できません。
髪の毛を細かく揺らすようなモデルを作成したいのであれば、髪の房ごとにモデリングを行う必要があります。

ナイフカット(Kキー)で、正面の三面図を元に前髪の大まかな輪郭を切り取ります。
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不要な面は削除し、横方向から見た頂点の位置を合わせていきます。
面が平面なため、髪の一部が額にめり込みますが、後から膨らみを持たせるので問題ありません。
ただし、頂点そのものはめり込まないよう気を付けます。
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次は平面の中に髪の束の輪郭をナイフカットで作成します。
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同じく髪の束の輪郭の頂点の位置を調整します。
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次は紙の束の中央に輪郭線を引き、これを繰り返して大まかな形を形成していきます。
髪の毛が跳ねている箇所は辺の切り裂き(Vキー)を利用し、できた穴は面張り(Fキー)で埋めていきます。
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最後に横方向のカットを入れて調整を行います。これで前髪のモデリングは完了です。
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頭部の基礎部分と同じく横方向のラインは水平向きになるようにしています。
こうする事でハイライトなど髪のテクスチャが描きやすくなるためです。
頂点の高さを合わせるには、高さを合わせたい頂点を選択し、[S]キー(サイズ調整) -> [Z]キー(Z軸) -> [0]キー(0縮小) で高さが同じになります。
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次は、正面からは作り込めなかった横髪のモデリングです。
bluebirdofoz.hatenablog.com