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爺ちゃんにまた会う その1

本日は企画枠です。
ここに私の母方の祖父の写真があります。
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丁度一年前、正月休みに会った時の写真です。
この私の爺ちゃんは今年の6月に天寿を全うしました。

写真の場所は祖父自身が色々と自作したサンルームです。
祖母はタバコが苦手なので、爺ちゃんはこのサンルームでいつもタバコを吸っていました。
私が爺ちゃんの家に行ったときは、このサンルームで爺ちゃんと二人で話をしていたものでした。

2018年の正月休み、私はVisualSFMを勉強中でした。
この技術がどういったものか、爺ちゃんに説明するため、何枚か写真を撮りました。
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3Dモデルを綺麗に復元するためには、より多くの枚数を撮影する必要があります。
しかし、長くじっとして貰うのも申し訳ないと思い、12枚ほど撮ったところで撮影を止め。
VisualSFMに入力して3Dモデル化したものを見てもらいました。

結果できたものは、やはり枚数が少なかったのか、各所の凹凸が不正確であまり綺麗に復元できませんでした。
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爺ちゃんが亡くなった後はサンルームも片付けられてしまいました。
SFM用の写真を再び撮ることは叶わなくなってしまいました。

そこで今回、同じ写真を試しに3DF Zephyrに入力してみました。
同じサンプルで非常に高い精度が出た3DF Zephyrなら同じ写真でより綺麗に再現できるのではないかという考えです。
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3DF Zephyrで12枚の写真から3Dモデルを復元してみた結果……。
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かなり綺麗に見える形で復元されました。
しかし、実際にはライティングの見え方によって綺麗に見えているところも多くあります。
やはり写真が不足しているため、斜めから見ると凹凸があったり、ポリゴン欠けがあったり。
立体視する3Dモデルとしては十分とは言えません。
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しかし、写真からでは判断し辛い、物体の奥行き感はよく復元されています。
「もしかして今の私のモデリングスキルなら、これを綺麗にリトポロジーできるのでは?」と考えが過りました。

そこで思い立ったが吉日です。正月の帰省をリミットにリトポロジー作業を開始することにしました。
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自身が納得いくものが仕上がるようなら親族にも見てもらうのも良いかもしれません。
来年、爺ちゃんにまた会います。

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