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HoloLens特化のホロ恋子モデルを作成する その20(髪のローポリゴン化)

本日はホロ恋子モデル2の作成枠です。
髪のローポリゴン化を行います。
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不要な頂点を削除する

凡そ半分の頂点数になるようがっつりと頂点をまとめました。
顔やポニーテールを含めた頭全体の三角ポリゴン数は約 1,200 から 900 になりました。
全体のポリゴン数 2,000 ~ 3,000 辺りを目指すなら妥当なポリゴン数でしょう。
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前髪部分はUV展開の目安のための頂点も削っています。
頂点結合で点を減らし、Z軸を固定して点を調整すれば、頂点があるラインは保たれるので幾らかの目安にはなります。
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前髪と頭部オブジェクトの隙間

前髪と頭部オブジェクトを別々に作成したため、二つのオブジェクトの間に隙間があります。
特に前髪オブジェクトは前面のみ作り込んだため、裏側に面が貼られていません。
斜めから隙間をのぞき込むと、面の裏側が見えてしまいます。
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面の裏側の描写はレンダリングの設定に依存するため、環境によっては正しく描写されないこともあります。
今回のホロ恋子モデルはこういった裏面もしっかりと面を張っていきます。
ただし両面に面を張ると、厚みを持たせることになるため、ポリゴン数は増えます。
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オブジェクト間の頂点の重ね合わせ

なるべく面を減らすため、今回は前髪と頭部を接続するような形で面を張ることにしました。
左右非対称な前髪の場合はオブジェクトを結合できないため、結合部分の頂点を重ねる形で作成します。
まず結合位置にする頂点を選択して、頂点の複製(SHIFT+Dキー)を行います。
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そのまま、[別オブジェクトに分離]ウィンドウ(Pキー)を開き、[選択物]をクリックします。
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これで選択頂点が別オブジェクトして複製されました。
最後に作成した別オブジェクトともう一方のオブジェクトを選択し、結合(Ctrl+Jキー)します。
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これでもう一方のオブジェクトに重ね位置の目安となる頂点が追加できました。
隙間を埋めるように面を張っていきます。
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頂点の削減では「面の歪み」が発生しやすいので改めてメッシュ分析も用いて調整します。
隙間が綺麗に埋まっていることを確認して完成です。
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次は体のモデリングに着手します。
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