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HoloLens特化のホロ恋子モデルを作成する その21(首のモデリング)

本日はホロ恋子モデル2の作成枠です。
首のモデリングを行います。
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首のモデリング

体のモデリングについては初めからローポリゴン前提でモデリングを実施していきます。
三面図を元に首の付け根の円を作成し、それを埋めるように面張り(Fキー)を行います。
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後は円をZ軸方向に押し出せば(Eキー->Zキー)首の形ができあがります。
ハイポリゴンの場合は後述する通り、ループカットや円の画数を増やして形を作り込みます。
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ローポリゴン時の捻りについて

体のモデリングでは可動部の捻りの動きについて注意する必要があります。
特にローポリゴンは捻り時に問題が顕著に発生します。

例として、ポリゴン数の少ない円柱を用意します。
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この円柱を捻って動かしてみます。
45度ほど捻っただけでも四角形ポリゴンの歪みが大きく発生してしまうことが分かります。
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対策として捻りが加わる箇所は以下のように頂点を予めズラし、交互に辺を繋ぐようにして三角ポリゴンとしておきます。
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予め左右に捻りが加わった形状なので、頂点を真っ直ぐに伸ばすよりも捻りに強い形状になります。
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今回のローポリゴンでは活用していきます。
首についてもこれを考慮した形状に修正しました。
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頂点が多いハイポリゴンではここまで気にしなくてもよいかもしれません。
また、首のような捻りが小さい可動部では良いですが、大きな捻りが発生するとやはり破綻してしまいます。
特に肩などはまた別の対策を実施します。

首の筋肉について

体についても筋肉の形状を意識してトポロジーを作ります。
特にシルエットが綺麗になるので、ローポリゴンでも特徴的な筋肉はなるべく意識はしていきます。
前回のホロ恋子モデルでの参考ですが、首回りで特徴的なラインが出る筋肉は以下の3つです。
・胸骨舌骨筋
・胸鎖乳突筋
僧帽筋
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次は胴体のモデリングです。
bluebirdofoz.hatenablog.com