本日は HoloLens2 の情報のまとめです。
HoloLens2 の情報がバルセロナで開催されたMobile World Congree(MWC)で発表されました。
(現地時間 2月24日18時、日本時間 2月25日2時)
Say hello to #HoloLens2. pic.twitter.com/eVBQ9OUeM1
— Microsoft HoloLens (@HoloLens) February 24, 2019
発表情報
マイクロソフトのブログに情報が既にアップされています。
blogs.microsoft.com
情報をまとめると以下の通りです。
1.視野角が2倍以上に改善
2.アイトラッキング機能の追加
3.内臓AIによる対話操作の改善
4.低消費電力でのパフォーマンス向上
5.装着性の改善
6.価格は3,500ドルで本日(現地時間2/24)より予約開始
視野角が2倍以上に改善
現在のHoloLensの視野角について公式情報はありません。
以下、参考ですが。
ESTIMATE of the #Hololens 2 field of view compared to other headsets.
— David Heaney (@Heaney555) February 24, 2019
Based on publicly available info, but take with a pinch of salt. pic.twitter.com/0MYY1mC31v
また、1度あたり47ピクセルという現在の高解像度は維持されるとのこと。
対話操作の改善
HoloLens2が内蔵AIによって言葉の組合せの意味を理解し、より直感的な対話操作ができる。
低消費電力でのパフォーマンス向上
低消費電力でパフォーマンスの向上を実現できるディスプレイシステムが搭載される。
具体的な連続稼働時間などの言及はありません。
価格は3,500ドルで本日(現地時間2/24)より予約開始
3,500ドルの価格で発売予定。
Dynamics 365 Remote Assistを含むバンドルがあり、こちらは月額125ドルから。
HoloLens 2は、米国、日本、中国、ドイツ、カナダ、イギリス、アイルランド、フランス、オーストラリア、ニュージーランドで初期出荷されます。
以下のページから予約可能です。
www.microsoft.com
ただし現在(2月25日午前6時)まだ地域に日本が選択できません。
日本語の予約サイトが現在作成中のためという情報がありますが、果たして?
※ 2月25日午前7時追記
日本語ページが更新されました。現在、電話での受付のみ可能なようです。
www.microsoft.com
※ 2月25日午前9時追記
上記番号に電話を行っても予約はできないとのこと。
初期出荷のタイミングが同じというだけで、予約可能となるタイミングは国によって異なる模様。
ジェスチャー認識で全指認識が可能
MWCでは全指の認識を行い、ピアノを弾くといったデモが行われました。
レンズ部に跳ね上げ機構あり
AzureとHoloLens連携に関する新規発表
Azureとのリモートレンダリング連携
Azureのリモートレンダリングと連携することでハイポリゴンなモデルを投影可能になります。
MWCではこれまでHoloLens単体で描画できる凡その上限であった10万ポリゴンのデータと、1億ポリゴンのデータが比較表示されていました。
こちらはあくまでスクリーンデモのため、実際にこれ程のFPSで1億ポリゴンが表示可能なのかは不明です。
#Azure Remote Rendering を紹介。
— 日本マイクロソフト株式会社 (@mskkpr) February 24, 2019
Azure の機能を活用して、#HoloLens2 に負荷をかけず、ポリゴンコンテンツを直接ストリーミングできるようになります。#MWC19 #HoloLens #HoloLensjp #TMCN https://t.co/gglclnbl0K
Azureを通してタブレット端末とHoloLensで空間共有(空間アンカー)
ARkit、ARCoreを用いて空間の特徴点を取得し、その情報をAzureを介して共有することで、タブレット端末とHololensで空間共有することが可能です。
azure.microsoft.com
docs.microsoft.com
MWCのライブ映像
その他情報
私の所感
HoloLens 販売開始(アメリカ)から約3年、遂に HoloLens2 が発表されました。
価格 3,500 ドルから見て分かる通り、HoloLens は個人向けの端末ではなく、その時代の最先端(あるいは未来)を一足先に提供する。
企業または開発者向けの超ハイエンド機器の位置付けと感じます。
この立ち位置はマイクロソフトにしかできないと思うので個人的にはとても安心しました。
後、販売形式からも分かる通り、Azure との連携が強調されています。
マイクロソフトが、はたまた開発者のアレックス・キップマンが、どんな未来予想図を思い描いているのかとても興味をそそられます。
随時、情報を追加します。