本日は HoloLens のプロジェクト作成手順枠です。
MRTK の Examples を利用してサンプルシーンを開くまでの手順をまとめます。
本記事は Unity 2017.4.18f1、MRTK 2017.4.3.0 のバージョンを利用しています。
開発環境の準備
開発環境として Unity のインストールが必要になります。
以下の記事を参考にインストールを実施してください。
bluebirdofoz.hatenablog.com
Mixed Reality Toolkit(MRTK)の取得
Mixed Reality Toolkit(MRTK) は Unity で Mixed Reality プロジェクトを作成するためのコンポーネントがまとめられたオープンソースプロジェクトです。
サンプルシーンを利用するには、リリースページから最新の3つのパッケージを取得します。
・HoloToolkit-Unity-XXXX.X.X.X.unitypackage
・HoloToolkit-Unity-Examples-XXXX.X.X.X.unitypackage
・HoloToolkit-Unity-Preview-XXXX.X.X.X.unitypackage
github.com
※ MRTK 2017.4.3.0 では Examples が Preview を参照しているため、Preview が必要になります。
Unity プロジェクトの作成と MRTK のインポート
Unity で新規プロジェクトを作成します。
Unity を起動し、New タブから新規プロジェクトの設定を行います。
・Project name:任意のプロジェクト名
・Templaete:3D
・Location:任意のディレクトリ
設定を完了したら「Create project」をクリックしてプロジェクトを作成します。
プロジェクトが作成されたら Unity を起動したままの状態で、先ほど取得した HoloToolkit-Unity-XXXX.X.X.X.unitypackage を実行します。
すると「Import Unity Package」ダイアログが表示されます。
「Import」ボタンをクリックして MRTK をプロジェクトにインポートします。
次に HoloToolkit-Unity-Examples-XXXX.X.X.X.unitypackage も実行してインポートします。
Examples は Preview を参照しているため、取り込んだ時点でエラーが表示されます。
最後に HoloToolkit-Unity-Preview-XXXX.X.X.X.unitypackage も実行してインポートします。
エラーが解消され、Assets フォルダ配下に以下の3つのディレクトリが作成されていればインポートは完了です。
・HoloToolkit
・HoloToolkit-Examples
・HoloToolkit-Preview