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HoloLens特化のホロ恋子モデルを作成する その49(肌の塗り)

本日はホロ恋子モデル2の作成枠です。
次は肌の塗りを行います。
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肌の影の描き込み

服と同様に、クッキリとした影と滑らかな影を描き込みます。
このとき、[乗算]を行う影の色は赤み(R値)を強くしておきます。
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手を強い光に翳すとよく分かりますが、肌は薄い透明のため、血液の赤を透過します。
このため肌は、影の部分はより赤みを増すような色合いになります。
試しに比較して見ます。こちらが赤みを強くした色で乗算して影を塗ったものです。
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一方、こちらがRGB全ての値を同じ値にした色で乗算して塗ったものです。
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同じ影でも前者の方がより肌の色合いに近く見えることが分かります。
肌に限らず、影を塗る場合はその部分が僅かでも透過する質感か、透過するならどのような色が浮かび上がるかを意識します。

艶の描き込み

更に立体感を出すため、光を強く反射する艶を追加します。
艶用のフォルダを作成し、[下のレイヤーでクリッピング]して効果を[スクリーン]にします。
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[エアブラシ]ツールを開き、[柔らか]を選択します。
吹き付ける色には肌色を流用して、顔なら額や鼻筋など、光が当たって立体的に見える箇所を塗っていきます。
必要なら[色混ぜ]ツールの[色混ぜ]も利用して色をぼかします。
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最後にレイヤーの透明度を調整して、艶の強さを調整します。
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頬の赤み

その他、頬の赤みなどを追加しました。
こちらは乗算ではなく、赤みを強くした肌色を[水彩]と[色混ぜ]を利用して重ねるように塗っています。
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全ての肌について同じように塗りを行い、肌の塗りは完了です。
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次は顔の描き込みとテクスチャの左右ミラーを行って、テクスチャの作成を完了します。
bluebirdofoz.hatenablog.com