MRが楽しい

MRやVRについて学習したことを書き残す

Blenderでモンスター型のキャラクターモデルを作成する その2(スカルプトで形を造形する)

本日はモンスター型モデルの作成枠です。
スカルプトで形を造形していった手順を記事にします。
f:id:bluebirdofoz:20190618092814j:plain

前回記事の続きです。
bluebirdofoz.hatenablog.com

プロジェクト設定と下絵の設定

最初にプロジェクトの画面割りやスケール感を合わせた下絵の設定を行います。
こちらの手順はローポリ版ホロ恋子モデルを作成した時と同様です。
bluebirdofoz.hatenablog.com
bluebirdofoz.hatenablog.com

今回はスカルプトによる造形がメインになるので、一つ大きな3Dビューを設けた構成にしてみました。
f:id:bluebirdofoz:20190618092837j:plain

基本オブジェクトで大まかな形とアタリを取る

最初から全ての造形をスカルプトで行うのは時間がかかるので、体のパーツ毎にメッシュの基本オブジェクトを使って大まかなアタリを取ります。
f:id:bluebirdofoz:20190618092847j:plain

頂点操作のモデリングの方に慣れている場合、基本オブジェクトの形自体も変形しておくと効率的です。
f:id:bluebirdofoz:20190618092857j:plain

スカルプトで詳細な造形を行う

大まかな形を成形できたら「スカルプトモード」に切り替えます。
f:id:bluebirdofoz:20190618092907j:plain

切替後、[Dyntopo]にチェックを入れて有効化して解像度を指定します。
前回記事に書いた通り、今回のモデルは[解像度:200]を基本的な解像度として造形しました。
f:id:bluebirdofoz:20190618092920j:plain

ブラシで一通り形をなめると、メッシュが細分化されます。
凡そ6万ポリゴンのメッシュになりました。後はそのまま細かなディテールを作り込んでいきます。
f:id:bluebirdofoz:20190618092931j:plain

ブラシは[Clay Strips]をメインに使用しました。
クリックでの盛り、Ctrl+クリックでの削り、Shift+クリックでのスムースを使い分けると効率的に作業が行えます。
f:id:bluebirdofoz:20190620093720j:plain

モディファイア設定時の[Dyntopo]

ミラーモディファイアなどメッシュの頂点や面を生成するモディファイアを設定している場合、[Dyntopo]を有効化する際にメッセージが表示されます。
頂点数が増加する事を警告するメッセージなので無視して進めて問題ありません。
f:id:bluebirdofoz:20190618092943j:plain

ただし、このエラーが表示される生成モディファイアを設定している場合、他のモードから[スカルプトモード]に切り替えたとき、[Dyntopo]が自動的に無効化されます。
f:id:bluebirdofoz:20190618092951j:plain

次は爪の作成です。
bluebirdofoz.hatenablog.com