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Blender 2.8でモデリングする その3(オススメの画面構成)

本日は Blender 2.8 の練習枠です。
モデリングを容易に進めるためのオススメの画面構成を設定します。
前回記事の続きです。
bluebirdofoz.hatenablog.com

透視投影と平行投影を切り替える

[3Dビュー]の表示形式には以下の2つの投影形式があります。
・透視投影:カメラ位置から被写体を撮影したような見た目
f:id:bluebirdofoz:20190810125343j:plain

・平行投影:遥か遠方からズームして被写体を捉えたような見た目
f:id:bluebirdofoz:20190810125354j:plain

透視投影は現実の見た目に近い投影方法ですが、画角に応じて歪みが発生します。
物体の正確な形状を把握できない原因になるので、初めてモデリングする場合は平行投影を利用することをオススメします。

[3Dビュー]の左上にどちらの投影形式が利用されているか表示されています。
デフォルトでは透視投影が利用されています。
f:id:bluebirdofoz:20190810125407j:plain

[3Dビュー]の[ヘッダー]から[ビュー]を開き、[透視投影/平行投影]を実行すると、投影形式を切り替えることができます。
f:id:bluebirdofoz:20190810125422j:plain

複数視点の画面構成を作る

初期画面では、[3Dビュー]が1つしかないため、3Dモデルを多方向から同時に見ることができません。
全ての方向から形状を確認するために[3Dビュー]を複数作成します。

エリアを分割するにはエリアの境界を[右クリック]で[エリア設定]メニューを表示します。
[3Dビュー]下部のエリアの境界を[右クリック]して、メニューから[エリア分割]を選択し、分割したい場所で左クリックします。
f:id:bluebirdofoz:20190810125441j:plain

すると以下のように3Dビューが2分割されました。
f:id:bluebirdofoz:20190810125455j:plain

同じ要領でそれぞれの[3Dビュー]を次は上下に分割します。[3Dビュー]側面のエリア境界を[右クリック]して分割を行います。
f:id:bluebirdofoz:20190810125511j:plain

[3Dビュー]が4分割されました。この時点では全ての[3Dビュー]が同じ方向からモデルを見ている状態になります。
次にそれぞれの[3Dビュー]を正面/側面/上面への視点に切り替えます。
f:id:bluebirdofoz:20190810125523j:plain

最初に左上の[3Dビュー]の視点を変更します。
[3Dビュー]の[ヘッダー]から[ビュー]を開き、[視点] -> [上]を実行します。
f:id:bluebirdofoz:20190810125539j:plain

すると、左上の[3Dビュー]は真上からの視点になります。
同時に投影形式も平行投影に変更されます。
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同様の手順で、左下と右下の[3Dビュー]ウィンドウの視点も変更します。
左下の[3Dビュー]の[ヘッダー]から[ビュー]を開き、[視点] -> [前]を実行します。
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左下の[3Dビュー]の[ヘッダー]から[ビュー]を開き、[視点] -> [右]を実行します。
f:id:bluebirdofoz:20190810125639j:plain

これで3Dモデルを常に3方向から確認できる画面構成となりました。
それぞれの[3Dビュー]の左上に投影形式が、右上に視点からの軸方向が表示されています。
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次回は下絵の設定を行います。
bluebirdofoz.hatenablog.com