前回の続きです。
bluebirdofoz.hatenablog.com
MovieStudio に録画データを取り込みました。
真っ先に実施してみたいのは、2画面を同時に確認できるワイプ処理だと思います。
ワイプ処理の手順は以下の通りです。
まず、メインの動画を「ビデオ」ラインに、小窓側の動画を「ビデオオーバレイ」ラインに取り込みます。
そのままだと「ビデオオーバレイ」側の動画が全面に表示されていると思います。
「ビデオオーバレイ」側のラインの右端にある「イベントのパン/クロップ」アイコンをクリックします。
すると「イベントのパン/クロップ」ウィンドウが表示されます。
例えば、あるタイミングから「ビデオオーバレイ」側の画面が小さくワイプ表示される表現をしたいとします。
「位置」の縮小が始まる時刻を選択し、「キーフレームの作成」アイコンをクリックします。
次にビューアウィンドウを操作してワイプ表示のサイズを決定し、後方のキーフレームに登録します。
このとき、プレビューの画面サイズによってはワイプが表示されなくなることがありました。
レンダリングすると問題ないようなので無視して大丈夫です。
この状態で再生すると、キーフレーム間の動きが自動的に補完され、スムーズにワイプするようになります。
プレビューを見ると、ワイプとメイン画面が同時に表示されています。
ドラッグ操作でビデオの再生位置を調節し、2つの画面のタイミングを同期させます。
ついでに不要な箇所も削除してしまいましょう。
動画を削除したい位置にカーソルを置き、編集 -> 分割 をクリックすると、ラインが分割されます。
不要な箇所をDELETEキーで削除します。
折角なので動画の終わり方もブツ切りではなく、フェードアウトしてそれっぽくしましょう。
ビデオラインの右端にマウスカーソルを合わせると、扇形のアイコンが表示されます。
この状態でドラッグ操作すると、フェードアウトを設定できます。
因みにビデオラインの左端にマウスカーソルを合わせれば、フェードインが設定できます。
以上で編集完了です。
後はレンダリングを行い、動画ファイルの出力を行います。
プロジェクト -> レンダリング をクリックして「名前を付けてレンダリング」ウィンドウを開きます。
その1で述べた通り、hololens の動画はサイズが特殊です。
「テンプレートのカスタマイズ」を選択し、1216 × 684 のレンダリング設定を作成します。
作成したレンダリングテンプレートを選択して「レンダリング」をクリックします。
以上で動画ファイルが作成されます。