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OpenMVSをWindows環境で試す その2(メッシュの再構築)

前回記事の続きです。
bluebirdofoz.hatenablog.com

以下のマニュアルでは密な点群を作成した後に、更にメッシュの再構築とテクスチャ作成を実施しています。
github.com
こちらについても試してみます。

前回実行した DensifyPointCloud.exe を用いた下記コマンドを実行したところからです。

D:\OpenMVS\build64\DensifyPointCloud.exe D:\OpenMVS\ProjectTest\DensifyPointCloudTest\scene.mvs

scene_danse.ply ファイルの他、scene_dense.mvs というファイルも出力されているはずです。
f:id:bluebirdofoz:20171214023505j:plain


OpenMVS バイナリの ReconstructMesh.exe を利用します。下記のようなコマンドを実行します。

D:\OpenMVS\build64\ReconstructMesh.exe D:\OpenMVS\ProjectTest\DensifyPointCloudTest\scene_dense.mvs

f:id:bluebirdofoz:20171214023519j:plain
コマンドの実行が完了すると、scene_dense_mesh.ply という3Dファイルが出力されます。
f:id:bluebirdofoz:20171214023528j:plain

MeshLab で読み込むと以下のようなメッシュデータに変換されていることが分かります。
f:id:bluebirdofoz:20171214023537j:plain


更にディティールを詰めるため、メッシュのリファインを行ってみます。
OpenMVS バイナリの RefineMesh.exe を利用します。下記のようなコマンドを実行します。

D:\OpenMVS\build64\RefineMesh.exe D:\OpenMVS\ProjectTest\DensifyPointCloudTest\scene_dense_mesh.mvs

f:id:bluebirdofoz:20171214023546j:plain
コマンドの実行が完了すると、scene_dense_mesh_refine.ply という3Dファイルが出力されます。
f:id:bluebirdofoz:20171214023553j:plain

MeshLab で読み込むと以下のようなよりディティールが作り込まれたメッシュに……なったのかな?違いがよく分からず。
f:id:bluebirdofoz:20171214023601j:plain
リファインは必須ではないので、この実施はお好みに合わせてということでしょうか。


最後にメッシュにテクスチャを貼りつけます。
OpenMVS バイナリの TextureMesh.exe を利用します。下記のようなコマンドを実行します。

D:\OpenMVS\build64\TextureMesh.exe D:\OpenMVS\ProjectTest\DensifyPointCloudTest\scene_dense_mesh.mvs

f:id:bluebirdofoz:20171214023609j:plain
コマンドの実行が完了すると、scene_dense_mesh_texture.ply という3Dファイルが出力されます。
f:id:bluebirdofoz:20171214023617j:plain

MeshLab で読み込むと以下のようなテクスチャが貼りつけられた3Dモデルが生成されます。
f:id:bluebirdofoz:20171214023634j:plain