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Blender標準テクニック[ローポリキャラクター制作で学ぶ3DCG]を試す その40(オブジェクトデータリンク)

本日は書籍「Blender標準テクニック[ローポリキャラクター制作で学ぶ3DCG]」の実施枠です。

バトル衣装モデリングの続きです。
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今回は背面パーツの作成です。

背面絵を参考に、押出(Eキー)やカット(Kキー)で形を作っていく作業になります。
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人体と異なり、今まで見たことないものを1枚の絵から立体像を想像して形成する必要があります。
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これといった正解がない中で見栄えの良い線を探す必要があるため、結構難しく、時間がかかります。
思い切って立体感付けて行った方が映えるかも?

最後に、機械の各所にあるネジを設置します。ここで新たにオブジェクトデータリンクという機能を用います。
これは同じオブジェクトデータを共有するオブジェクトの複製機能です。

まず、元となる一つのネジオブジェクトを作成します。
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オブジェクトモードから オブジェクト -> リンク複製 を実行します。
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複製されたネジオブジェクトを他のネジの場所に配置していきます。
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このとき、複製したネジは、オブジェクトモードの操作変更のみで調整を行います。
編集モードで直接オブジェクトを操作しないよう注意します。

試しに複製元のネジオブジェクトを編集モードで修正してみます。
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オブジェクトモードに切り替えて、他のネジオブジェクトを見てみると……。
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変更が全てのネジオブジェクトに反映されています。活用すると作業を簡略化できそうです。