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ARとVRデバイスを色々調べてまとめる(HTC VIVE Pro)

ARとVRデバイスを色々調べてまとめる VR枠その5 HTC VIVE PRO です。

HTC VIVE Pro

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www.vive.com

スペック

本体スペック

OS外部PC接続
スピーカーハイレゾ対応ヘッドフォン
スクリーンデュアルAMOLED 3.5インチ(対角)

外部PC要求スペック

CPUIntel i5-4590同等以上
GPUNVIDIA GTX 970同等以上
メモリ4GB以上のRAM
OSWindows 8.1 または Windows 10以降
映像出力DisplayPort 1.2以降
USBUSB 3.0以降 1口

ディスプレイ

視野角110度
解像度(全体)2880×1600
解像度(片目)1440×1600
リフレッシュレート90fps

搭載センサ

センサGセンサー、ジャイロスコープ、近接センサー、IPDセンサー
ラッキングカメラベースステーション2.0(2個)
ルームスケールサイズ最大6×6m
www.vive.com
www.moguravr.com
www.gdm.or.jp
www.ask-corp.jp

価格

フルセット16万2,880円税別
ヘッドセット単体9万4,000円税別
※ 日本向け販売価格

長所/短所

長所

・現行のハイエンドVR機の中でも突出して高い解像度による没入感の高さ
・広域なルームスケール機能、ベースステーションによるトラッキング性能の高さ
・steamとの連携によるコンテンツの豊富さ

短所

・非常に高額な価格設定
・利用には別にハイスペックな外部PCが必要

アプリ開発環境

・Viveport SDK
・Unity/Unreal Engine 4など
developer.viveport.com

コメント

HTC社より2018年4月から一般向けに販売されているHUD型VRデバイスです。

優れた点について

本機の優れた点は前世代機のVIVEから更に78%向上した高い解像度です。
両目2880×1600の解像度は現行のハイエンドVR機の中でも突出した高さであり、高品質なVR体験が可能です。
視野角は110度であり、前世代機と変わりありません。
これにより範囲あたりの画素数が増え、より高精細な映像描画が可能になっています。
映像の網目感がなくなり、VR空間内での文字の読み取りなどもより容易に行えるでしょう。

ルームスケールについて

フルセット購入では「ベースステーション2.0」が付属します。
対角線5mのルームスケールだった「ベースステーション1.0」に比べ、最大6×6mのルームスケールが利用可能になります。
将来的にはベースステーションを4個使い、最大で10m×10mのルームスケールが利用可能になる見込みとのことです。
個人宅での利用はスペース的に難しいので、恐らくアミューズメントパークでの利用を見越した機能と考えられます。

前世代機との互換について

前世代機とソフト面での互換もあるため、利用可能なコンテンツも非常に充実しています。
更にベースステーションなども共有可能なため、既に前世代のVIVE環境を持っている方はヘッドセットの購入のみでVIVE Proが利用可能です。

高額な価格設定について

これまでのハイエンドVR機を更に上回る価格設定であり、フルセット購入の場合、税別で16万2,880円です。
ゼロから環境を構築する場合は更にハイスペックPCを別途購入する必要があります。
前述の通り、既に前世代のVIVE環境がある方はPCスペックや周辺機器の互換性があるため、ヘッドセットのみの購入で利用可能です。
ただ、ヘッドセットのみの購入でも税込みで10万を超える価格となります。

試しに体験したいという方へ

VR ZONE SHINJUKUの「大量破壊VRシューティング ギャラガフィーバー」というコンテンツでVIVE Proが導入されています。
一度体験してみたいという方はこちらを利用すると良いでしょう。
vrzone-pic.com
www.famitsu.com