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HoloLens用のオリジナルモデルを作成する その21(レンダーレイヤーの切り替え)

本日はホロ恋子モデルの作成枠です。
レンダーレイヤーの切り替えについて調査したのでまとめます。
今回は撮影のために事前調査となりましたが、後々ベイク実行の際にもこの技術は必要になります。
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上記のレンダリング画像は現在のホロ恋子モデルをそのまま撮影したものです。
ここで、HMDを外した状態のレンダリングを実施するため、HMDオブジェクトを非表示に切り替えます。
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この状態でレンダリングを実行します。
すると、非表示のHMDオブジェクトが表示された状態でレンダリングされてしまいます。
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レンダリングレンダリングレイヤに存在する全てのオブジェクトをレンダリングしてしまうためです。
「レンダーレイヤー」タブを開きます。
デフォルトでは全てのレイヤーがレンダリングレイヤとして選択されています。
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試しに、レンダリングを行いたいレイヤーのみを選択し、再びレンダリングを行ってみます。
するとHMDは描画されなくなったものの、HMDの場所に影が落ちてしまいました。
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ライティングについては「シーンレイヤー」を元に実施されるためです。
「シーンレイヤー」についても同じく、レンダリングを行いたいレイヤーのみを選択してみます。
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期待通りの結果が得られました。
ライティング、レンダリングを行う際はレイヤーを意識する必要があります。

因みにもう一つある「マスクレイヤー」を有効にすると、そのレイヤーの描画部分がマスクされます。
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背景の透過と合わせて出力すると、マスク部分を透過できます。
画像を合成したい時などに使えるでしょう。
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