本日は HoloLens の技術調査枠です。
MRTK を利用して自作したアプリで、ホログラムがブレたり、RGB分離が発生するなど不安定な動作が発生することがあります。
私の環境では Unity 2017.4.3f1 、かつ、MRTK 2017.2.1.4 Patch Release を利用したプロジェクトでRGB分離が頻発する事象が再現しました。
以下に本類似事象の解決方法の報告があったので、試してみました。
InputManagerプレハブにアタッチされているStabilizationPlaneModifier.csが原因でした。公式のIssues見たら案の定上がってたので対応待ち。現状はこのスクリプトを無効にして対処https://t.co/Hbjdq3Yvhe
— これち (@Korechi_) January 24, 2018
github.com
issuetracker.unity3d.com
MRTK のシーン適用を実施した当該プロジェクトを開きます。
InputManagerゲームオブジェクトにアタッチされている「StabilizationPlaneModifier」を無効化します。
対処はこれで完了です。私の環境ではいまのところ、対処後にRGB分離の事象は再現していません。
StabilizationPlaneModifierは、安定化平面の設定を処理するスクリプトなので、無効化してもアプリの基本動作に影響は与えません。
StabilizationPlaneModifierが行っている動作を知りたい場合は、以下の記事を読んでみると良いです。
www.tattichan.work