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公式チュートリアル「MR and Azure 302 1章」を試してみる

本日はチュートリアルの実施枠です。
Academyの「MR and Azure 302: Computer vision」の実施内容をまとめます。
docs.microsoft.com
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今回は「概要 ~ Chapter 1」です。

概要

このコースでは、複合現実感アプリケーションで Azure Computer Vision 機能を使用して、提供されたイメージ内のビジュアルコンテンツを認識する方法を学習します。
認識結果は記述タグとして表示されます。機械学習モデルを訓練する必要なく、このサービスを使用できます。

Microsoft Computer Vision はイメージ処理と分析を開発者に提供するために設計された一連の API です。
開発者はイメージまたはイメージの URL をアップロードします。
Microsoft Computer Vision API アルゴリズムは、ユーザーが選択した入力に基づいてビジュアルコンテンツを分析します。

このコースを修了すると、次のことができる複合現実感のアプリケーションが作成されます:
1.タップジェスチャーを使用して、HoloLens のカメラが画像をキャプチャします。
2.画像は Azure Computer Vision API サービスに送信されます。
3.認識されたオブジェクトは、Unity Scene に配置された簡単な UI グループにリストされます。

アプリケーションでは、結果をデザインとどのように統合するかはあなた次第です。
このコースは Azure サービスと Unity プロジェクトを統合する方法を教えてくれるように設計されています。

バイスのサポート

このコースは主に HoloLens に重点を置いています。
このコースで学んだことは Windows Mixed Reality immersive(VR)ヘッドセットにも適用できます。
没入型(VR)ヘッドセットにはアクセス可能なカメラがないため、PC に外付けカメラが接続されている必要があります。
コースに沿って進むと、没入型(VR)ヘッドセットをサポートするために必要となる可能性のある変更に関するメモが表示されます。

前提条件

このコースには、次のハードウェアとソフトウェアをお勧めします。
Windows Mixed Realityと互換性のある開発用PC
・開発者モードを有効にしたWindows 10 Fall Creators Update(またはそれ以降)
・最新のWindows 10 SDK
・Unity 2017.4
Visual Studio 2017
・開発者モードを有効にしたWindows Mixed Reality immersive(VR)ヘッドセットまたはMicrosoft HoloLens
・内蔵マイク付きヘッドフォンセット(ヘッドセットに内蔵マイクとスピーカーがない場合)
・AzureのセットアップとComputer Vision APIの取得のためのインターネットアクセス

始める前に

1.このチュートリアルで言及したプロジェクトをルートまたはルートに近いフォルダに作成することを強く推奨します。
(長いフォルダパスはビルド時に問題を引き起こす可能性があります)。
2.あなたの HoloLens をセットアップし、テストしてください。
3.新しい HoloLens App の開発を開始するときに、キャリブレーションとセンサーチューニングを実行することをお勧めします。

Chapter 1:Azure Portal

Computer Vision APIサービスをアプリケーションで利用できるようにサービスのインスタンスを設定する必要があります。

1.Azure Portalにログインします。
(Azureログインについては以下記事でまとめています。)
bluebirdofoz.hatenablog.com

2.ログインしたら、左上隅の[リソースの作成]をクリックし、[Computer Vision API]を検索します。Enterを実行します。
 [Computer Vision API]が見つかるので、これを選択します。
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3.新しいページに Computer Vision API の説明が表示されます。
 このページの左下にある[作成]ボタンをクリックして、このサービスとの関連付けを作成します。
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4.作成をクリックしたら新しいページが表示されます。以下の各種情報を設定します。
a.このサービスインスタンスの希望する名前を挿入します。
b.利用するサブスクリプションを選択します。
c.あなたに適した価格設定ティアを選択します。
Computer Vision API Service を初めて作成する場合は、無料のティア(F0という名前)をご利用いただけます。
d.リソースグループを選択するか、新しいリソースグループを作成します。
リソースグループは、Azureアセットの収集を監視し、アクセスを制御し、課金を管理し、管理する方法を提供します。
単一のプロジェクト(これらのラボなど)に関連付けられている全てのAzureサービスを共通のリソースグループに保つことをお勧めします。
3.リソースグループの場所を決定します(新しいリソースグループを作成する場合)。
場所は、アプリケーションが実行される領域にあるのが理想的です。一部のAzure資産は一部の地域でのみ利用可能です。
また、本サービスに適用される利用規約を理解したことを確認する必要があります。
各種情報を設定したら[作成]を選択します。
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5.Createをクリックすると、サービスが作成されるまで待つ必要がありますが、これには数分かかることがあります。
6.サービスインスタンスが作成されると、通知がポータルに表示されます。
7.通知をクリックすると、新しいサービスインスタンスが表示されます。[リソースに移動]を選択します。
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8.新しいComputer Vision API Serviceインスタンスの[Quick start]ページが表示されます。
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9.このチュートリアルでは、アプリケーションはサービスのサブスクリプションキーを使用してサービスを呼び出す必要があります。10.ナビゲーションメニューにある鍵のアイコンで示される[Keys」タブを開きます。これにより、サービスキーが表示されます。
(または、[Quick start]の[Grab your keys]にある[Keys]のリンクをクリックすることでも確認できます)
11.プロジェクトの後半で必要になるので、表示されたキーのコピーを取ってください。
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12.[Quick start]ページに戻り、後で使用するためにエンドポイントのコピーを取ってください。
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Chapter 1 はここまでです。
次回は Chapter 2 ~ 4 まで実施します。
bluebirdofoz.hatenablog.com