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MRTKでConfigureを実行するための小規模構成のインポートを調べる

本日は MRTK の調査枠です。
MRTK でメニューの Configure からプロジェクト設定やシーン設定を行うため、必要なインポートを確認したので残しておきます。
MRTK 2017.4.2.0 のバージョンでの確認になります。

調査の目的は MRTK に含まれるプラグインのインポートを減らすことです。
例えば Academy でプロジェクト設定のために MRTK を利用すると、プラグインが干渉して不要な手戻りが発生する場合があります。

必要なインポート構成

最小構成を詰めるにあたってはシーン設定の Apply Mixed Reality Scene Settings がネックになります。
スクリプトの構成上、Project Settings と Scene Settings はインポート時に分割できません。
そして、Scene Settings が様々な機能を参照しているため、依存するものをインポートする必要があります。

最小構成を詰めるのは難しいため、今回は不要なプラグインを含めない方向に絞って調査を行いました。
Configure を実行するために必要な構成は以下の通りです。

HoloToolkit
├●BuildAndDeploy
├●Common
├●Input
├●SpatialMapping
├〇Utilities
│└〇Scripts
│  ├●Attributes
│  ├●Editor
│  ├●GLTF
│  ├●Inspectors
│  ├●Solvers
│  ├●CanvasHelper.cs
│  ├●FadeManager.cs
│  ├●HeadsetAdjustment.cx
│  ├●InputMappingAxisUtility.cs
│  ├●RaycastHelper.cs
│  ├●RaycastResultHelper.cs
│  ├●SceneLauncher.cs
│  ├●SceneLauncherButton.cs
│  ├●Utils.cs
│  └●WindowsApiChecker.cs
└●UX

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※ GLTF,WindowsApiChecker.cs はインポート時には不要ですが、Project Settings 変更後に必要になります。

SpatialMapping を入れなければいけない辺り、最小構成とは程遠いです。
また、Academy でよく問題になる NewtonsoftJson.dll のインポートは結局のところ避けられませんでした。
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