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Blender2.8でCell Fractureアドオンで作ったバラバラのオブジェクトを物理シミュレーションする

本日は Blender2.8 のビルドインアドオンの調査枠です。
Blender2.8でCell Fractureアドオンで作ったバラバラのオブジェクトを物理シミュレーションする手順を記事にします。
前回記事の続きです。
bluebirdofoz.hatenablog.com

物理演算のシーン設定

床を作成する

物理演算を使って物体がバラバラに砕ける様子をシミュレーションしてみます。
初めにオブジェクトが落ちる先の床を作成します。

[オブジェクトモード]で[追加] -> [メッシュ] -> [平面]を実行して Plane オブジェクトを追加します。
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オブジェクトが追加されたら、調整パネルでサイズを 10 m、位置Zを -2 mに設定してオブジェクトの下に床を作ります。
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バラバラのオブジェクトに衝突判定と重力の設定を行う

次にバラバラのオブジェクトに衝突判定と重力の設定を行います。
バラバラのオブジェクトの一つを選択して[物理演算プロパティ]タブを開き、[リジッドボディ]をクリックします。
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リジッドボディが追加され、[タイプ]が[アクティブ]になっていれば衝突判定と重力の設定が行えています。
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他の全てのバラバラのオブジェクトにも同様の設定を反映します。
現在のオブジェクトをアクティブのまま、Shiftキーを使って他のバラバラのオブジェクトを選択状態にします。
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この状態で[オブジェクト] -> [リジッドボディ] -> [アクティブからコピー]を実行します。
すると、現在アクティブなオブジェクトのリジッドボディの設定が選択状態のオブジェクトにコピーされます。
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他のオブジェクトをアクティブにして[物理演算プロパティ]タブを確認すると、[リジッドボディ]が設定されています。
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床のオブジェクトに衝突判定の設定を行う

次にバラバラのオブジェクトに衝突判定の設定を行います。
バラバラのオブジェクトを受け止めるため、床を作成したので、床のオブジェクトには重力の設定は行いません。
床のオブジェクトの一つを選択して[物理演算プロパティ]タブを開き、[リジッドボディ]をクリックします。
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リジッドボディが追加されます。
[タイプ]を[パッシブ]に設定すれば、衝突判定のみの設定が行えています。
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物理演算の再生

最後に[タイムライン]ビューの[再生]ボタンをクリックします。
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バラバラのオブジェクトが落下し、床に衝突してバラバラになるアニメーションが再生されれば成功です。
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