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Blender2.8で360度画像をレンダリングする

本日は Blender2.8 の小ネタ枠です。
Blender2.8で360度画像をレンダリングする手順を記事にします。
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サンプルシーンの作成

レンダリング用に環境テクスチャを設定した以下のサンプルシーンを用意しました。
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カメラの配置

初めに360度画像を撮影するカメラをシーンに追加します。
オブジェクトモードで、追加 -> カメラ を選択してカメラオブジェクトを追加します。
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次に撮影位置を決めます。
カメラオブジェクトを選択し、撮影位置の中心となる場所にトランスフォームを設定して移動します。
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テンキーの[0]キーを押下するか、ビュー -> カメラ設定 -> アクティブカメラ を実行すると、カメラの撮影視点が確認できます。
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360度レンダリングの設定

360度レンダリングは[Cycles]でのみ実行可能です。
[レンダー]プロパティを開き、[レンダーエンジン]項目で[Cycles]を選択します。
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次にレンズの設定を行います。
カメラオブジェクトを選択した状態で[オブジェクト]プロパティを開きます。
[レンズ]パネルにある[タイプ]項目を[パノラマ状]に設定します。
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これで360度撮影のレンズが設定されました。
今回は四角形の画像に出力したいのでパノラマタイプを変更します。
[レンズ]パネルに追加された[パノラマタイプ]項目を[正距円筒図]に設定します。
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更に画像の出力サイズを設定する場合、[出力]プロパティを開きます。
[解像度]から画像のサイズを変更できます。
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レンダリングの実行

最後にレンダリングを実行します。
メニューから レンダー -> 画像をレンダリング を実行します。
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これで360度画像がレンダリングされました。
画像 -> 名前を付けて保存 で画像ファイルとして保存できます。
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