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Meshサンプルを使ってMicrosoftMeshのイベント会場の作成を試す その3(登録した会場を使ってイベントを作成する)

本日はMicrosoftMeshの小ネタ枠です。
Meshポータルからイマーシブスペースのイベントを作成する手順についてです。
今回は登録した会場を使ってイベントを作成してみます。

前回記事

以下の前回記事の続きです。
bluebirdofoz.hatenablog.com

Meshポータルからイベントを作成する

以下のWebページにアクセスしてMSアカウントでログインします。
mesh.cloud.microsoft

ページ左側の[イベント]ボタンをクリックします。

[イベント]ページが開きます。
新規にイベントを作成する場合は画面右上の[イベントを作成]をクリックします。

[イベントの詳細]ページが開くのでイベントの詳細情報を設定します。
[イベント名]、[開始/終了時刻]のみ必須の入力項目になります。

3D空間のベースを選択します。
今回はアップロードした会場を基に新規作成したいので[環境から開始する]を選択し、[次へ]をクリックしました。

[コレクションから]のプルダウンを開き、会場を登録したコレクションを選択します。

前回コレクションにアップロードした会場を一覧から選択して[次へ]をクリックします。

次にこの会議に招待するユーザを入力します。
[イベントを作成]をクリックするとイベントが作成され、招待ユーザにイベントが通知されます。

イベントを作成すると、イベントページに表示されるようになります。
[イベントの詳細]から詳細を確認できます。


イマーシブスペースへの参加

PCまたはQuestからイマーシブスペースに参加する手順は以下を参照ください。
bluebirdofoz.hatenablog.com
bluebirdofoz.hatenablog.com

以下の通り、登録した会場のイベントに参加できました。

Meshサンプルを使ってMicrosoftMeshのイベント会場の作成を試す その2(イベント会場のアップロード)

本日はMicrosoftMeshの小ネタ枠です。
Meshサンプルを使ってMicrosoftMeshのイベント会場の作成を試す手順についてです。
今回はイベント会場のアップロードについてです。

前回記事

以下の前回記事の続きです。
bluebirdofoz.hatenablog.com

コレクションの作成

イベント会場をアップロードするにはあらかじめMeshポータルでコレクションを作成する必要があります。
以下のMeshポータルにログインして[コレクション]タブを開きます。
mesh.cloud.microsoft

コレクション画面が開くので[コレクションの作成]ボタンをクリックします。

作成するコレクションの名前とプライバシー設定を設定して[コレクションの作成]を実行します。
コレクションはイベント会場の環境やテンプレートを保存しておく枠組みになります。

これでコレクションが作成できました。

イベント会場のアップロード

作成したコレクションにMeshサンプルのイベント会場をアップロードします。
初めにメニューから[Mesh Toolkit -> Configure -> Apply Project Settins]を実行してMesh向けのプロジェクト設定を構成します。

メニューから[Mesh Toolkit -> Environments]を開きます。

[Mesh Environments]ダイアログが開くので先ほどコレクションを作成したMSアカウントで[Sign in]を行います。

新しいイベント会場をアップロードする場合、初めに[Create Environment]タブを開きます。

入力欄から以下の項目を入力して[Create Environment]をクリックします。
・Internal Name:会場名
・Description:説明文
・Environment collection:追加先のコレクション
・Capacity:入場可能人数

コレクションが存在しない場合

コレクションが存在しない場合、以下のように[Environment collection]欄に No Environment... が表示されて[Create Environment]が実行できません。
前述のコレクション作成を実施するか[Refresh Environment collections]ボタンで情報の再読み込みを試してみてください。

[Update Environment]タブを開くと、イベント会場の情報が追加されています。
[Select a scene]をクリックし、会場として利用するシーンファイルを指定します。

次にビルドターゲットを指定します。PC向けまたはAndroid(Quest)向け、あるいはその両方が指定できます。

[Build & Publish]ボタンを押すと、会場のビルドとアップロードが開始されます。

処理が完了すると以下の結果ダイアログが表示されます。これで会場のアップロードは完了です。

Meshポータルから作成したコレクションを確認すると、[環境]一覧でアップロードした会場が確認できます。

次回は作成した会場を使ってイベントを開催する手順です。

Meshサンプルを使ってMicrosoftMeshのイベント会場の作成を試す その1(Meshサンプルのダウンロード)

本日はMicrosoftMeshの小ネタ枠です。
Meshサンプルを使ってMicrosoftMeshのイベント会場の作成を試す手順についてです。

Meshサンプル

MeshサンプルはMicrosoftMeshで作成できる様々な種類の体験を学習するためのサンプルプロジェクトです。
以下の5種類のサンプルシーンが含まれています。
・Mesh 101
・Toybox
・Physics Effects Gallery
Dart Room
・Science Building
learn.microsoft.com

今回はこのうちのScience Buildingを使って、イベント会場を作成する手順を試します。

Meshサンプルのダウンロード

以下のGitHubプロジェクトをクローンして取得するか、Zipファイルでプロジェクトをダウンロードします。
今回は[Download ZIP]からzipファイルをダウンロードしました。
github.com

ダウンロードしたMesh-Toolkit-Unity-main.zipファイルを適当なフォルダに展開します。

解凍フォルダ直下に、フォルダ毎にサンプルシーンが分けられています。
今回はScience Buildingを利用します。

Unity 2022.3.7f1のインストール

MeshサンプルはUnity 2022.3.7f1で作成されています。該当バージョンのUnityのインストールが必要です。
以下のアーカイブページからインストールを実行してください。
unity.com

PC向けとQuest向けのシーンをビルドするため、インストール時に以下のモジュールを選択します。
Android Build Support
Windows Build Support (IL2CPP)


Meshサンプルを開く

UnityHubを起動し、Meshサンプルを開きます。
[Add project from disk]から先ほど展開したフォルダを指定してプロジェクトを開きます。

プロジェクトが開いたらシーンを開いてサンプルを確認します。
Science Buildingでは以下のシーンファイルを開いてイベント会場を確認できます。

Assets/Scenes/ScienceBuilding.unity

エディターの[再生]ボタンを押すと、イベント会場を歩き回って動作を確認できます。

次回はイベント会場のアップロードの手順です。
bluebirdofoz.hatenablog.com

GitKrakenで特定ファイルの特定行の変更履歴を確認する

本日はGitKrakenの小ネタ枠です。
GitKrakenで特定ファイルの特定行の変更履歴を確認する方法を記事にします。

GitKrakenで特定ファイルのGitログを確認する

確認したいワークスペースのタブを開きます。

ファイル基準でログを確認したい場合、[View all files]にチェックを入れます。
これでGitで管理されている全てのファイルがTree形式で表示されます。

検索欄に確認したいファイル名を入力します。
ファイルを選択するとFileView画面が表示されるので、[History]ボタンをクリックします。

これで選択したファイルに関連するGitログを確認できます。

特定行の変更履歴を確認する

更に特定行の変更履歴を確認したい場合は、FileView をスクロールして変更履歴を確認したい行の左側のアイコンをクリックします。

その行が変更されたコミットに移動するので[DiffView]に切り替えます。

これで特定ファイルの特定行の変更履歴を確認することができました。

VisualStudioプロジェクトでNuGet Galleryからパッケージを取得する

本日はNuGet Galleryの小ネタ枠です。
VisualStudioプロジェクトでNuGet Galleryからパッケージを取得する方法を記事に残します。

NuGetは.NET開発向けのパッケージマネージャーです。
NuGet Galleryはパッケージ作成者と使用者のための中央パッケージリポジトリです。
www.nuget.org

VisualStudioプロジェクトでNuGet Galleryからパッケージを取得する

VisualStudioプロジェクトでNuGet Galleryからパッケージを取得するにはメニューから[プロジェクト -> NuGetパッケージの管理]を選択します。

[NuGet]画面が開くので[参照]タブを開き、欲しいパッケージ名を検索欄に入力します。

一覧から目的のパッケージを選択し、[インストール]ボタンをクリックするとパッケージのインストールが開始します。

インストール済みのパッケージは[インストール済み]タブから確認できます。

メニューで[NuGetパッケージの管理]が表示されない場合

メニューで[NuGetパッケージの管理]が表示されない場合はVisualStudioInstallerからコンポーネントがインストールされているか確認します。
VisualStudioInstallerを起動し、[変更]ボタンをクリックします。

変更ダイアログが開くので[個別のコンポーネント]タブを開きます。
[コードツール -> NuGet パッケージマネージャー]を確認し、インストールされていない場合はインストールを実行します。

関連記事

UnityでNuGetを利用してパッケージを取得したい場合配下の記事を参照ください。
bluebirdofoz.hatenablog.com

Meshポータルからイマーシブスペースの会議イベントを作成する その1(デフォルトのイベントを作成する)

本日はMicrosoftMeshの小ネタ枠です。
Meshポータルからイマーシブスペースのイベントを作成する手順についてです。
今回はデフォルトで提供されている3D空間を使ってイベントを作成してみます。

Microsoft Meshのイマーシブスペース

Microsoft MeshのイマーシブスペースはTeamsで利用可能な会議用の3Dデジタル空間です。
利用者はTeams会議の空間オプションを選択するだけで簡単に利用することができます。
learn.microsoft.com

Teamsのイマーシブスペースを利用するには以下のいずれかのライセンスを持ったMicrosoftアカウントが必要です。
・Teams Essentials
Microsoft 365 Business Basic
Microsoft 365 Business Standard
Microsoft 365 Business Premium
Microsoft 365 E3/E5
・Office 365 E1/E3/E5

今回のイベント作成手順に関する公式のドキュメントページは以下になります。
本記事ではこちらの手順を試しています。
learn.microsoft.com

Meshポータルからイベントを作成する

以下のWebページにアクセスしてMSアカウントでログインします。
mesh.cloud.microsoft

ページ左側の[イベント]ボタンをクリックします。

[イベント]ページが開きます。
新規にイベントを作成する場合は画面右上の[イベントを作成]をクリックします。

[イベントの詳細]ページが開くのでイベントの詳細情報を設定します。
[イベント名]、[開始/終了時刻]のみ必須の入力項目になります。

Tips

3D空間をカスタマイズする場合、開催の30分前に全ての設定を完了することが推奨されています。
今回はデフォルトの3D空間を利用したので直前の設定でも問題ありませんでした。
learn.microsoft.com

3D空間のベースを選択します。[テンプレート]では自由にカスタマイズした3D空間をテンプレートとして残しておくことができます。
今回はデフォルトの[環境から開始する]を選択し、[次へ]をクリックしました。

デフォルトで提供されている環境から利用したい3D空間を選択し、[次へ]をクリックします。

次にこの会議に招待するユーザを入力します。
[イベントを作成]をクリックするとイベントが作成され、招待ユーザにイベントが通知されます。

イベントを作成すると、イベントページに表示されるようになります。
[イベントの詳細]から詳細を確認できます。


イマーシブスペースへの参加

PCまたはQuestからイマーシブスペースに参加する手順は以下を参照ください。
bluebirdofoz.hatenablog.com
bluebirdofoz.hatenablog.com

PCでMicrosoftMeshを使ってTeamsの会議(イマーシブスペース)に参加する

本日はMicrosoftMeshの小ネタ枠です。
PCでMicrosoftMeshを使ってTeamsの会議(イマーシブスペース)に参加する手順についてです。

MicrosoftMesh

Microsoft MeshのイマーシブスペースはTeamsで利用可能な会議用の3Dデジタル空間です。
PC、Meta Quest 2、Meta Quest 3、および Meta Quest Pro デバイスで利用可能です。
learn.microsoft.com

Teamsのイマーシブスペースを利用するには以下のいずれかのライセンスを持ったMicrosoftアカウントが必要です。
・Teams Essentials
Microsoft 365 Business Basic
Microsoft 365 Business Standard
Microsoft 365 Business Premium
Microsoft 365 E3/E5
・Office 365 E1/E3/E5

MicrosoftMeshのインストール

MicrosoftMeshは[Microsoft Store]からインストールできます。

検索欄で[Microsoft Mesh]を検索すると、MicrosoftMeshアプリが見つかります。

MicrosoftMeshのページが開くので[入手する]ボタンを押下してインストールを開始します。

インストールが完了したらそのままアプリを[スタート]します。

初回設定ではMicrosoftアカウントの「サインイン」を行います。
(著者環境では文字化けが発生しましたが、左側が「サインイン」右側が「終了」ボタンになります)

サインインが完了すると、使用許諾契約の確認ダイアログが表示されるので[同意して続行]をタップします。

サインインしたアカウントで参加可能な会議スケジュールが表示されます。
任意の会議を選択して[参加]をタップします。

これでイマーシブスペースに参加できます。

Teamsアプリからイマーシブスペースを利用する

通常のTeamsアプリからもイマーシブスペースに参加することができます。
会議画面で[表示]メニューから[イマーシブ スペース (3D)]を選択します。

アバターの設定を行い、[今すぐ入る]を選択します。

これでTeamsアプリからイマーシブスペースに入室できました。

Quest3でイマーシブスペースを利用する

Quest3でイマーシブスペースを利用する手順については以下の記事を参照ください。
bluebirdofoz.hatenablog.com