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3Dランチャ用モデル作成時の注意事項を調べる その1(10,000個未満の三角ポリゴン)

本日は HoloLens RS4 Preview の調査枠です。
前回、掲載した資料で述べていた3Dランチャ用モデルの制約事項について
自身が調べた結果を記事としてまとめます。
bluebirdofoz.hatenablog.com

10,000個未満の三角ポリゴン

RS4の3Dランチャでは10,000個以上の三角ポリゴンを持つ3Dデータを利用できません。
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ただし、3Dデータの妥当性はビルド時にチェックされず、超過した3Dデータを使ってビルドした場合もエラーは発生しません。
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実際に RS4 上で3Dランチャを配置したとき、以下のように「We couldn't place this hologram.」でエラー表示されます。
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対策として、目視で三角ポリゴン数を確認しておく必要があります。
Blender であれば、右上に現在表示中のモデルの三角ポリゴン数が表示されています。
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もし、三角ポリゴン数が10,000個を超過していた場合は「ポリゴン数削減モディファイア」で数を簡単に減らせます。
モディファイア画面を開き、「追加」ボタンから「ポリゴン数削減」を選択します。
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「束ねる」機能で「比率」を調整して、全体の面数を減らしていきます。
三角ポリゴン数が10,000個未満に収まるよう、比率を調整します。
調整後、「適用」ボタンをクリックし、ポリゴン数を確定したら3Dモデルを出力します。
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これでモデルが配置できます。
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ただし、あまり削減比率をあげるとモデル自体が崩れてしまいます。
可能ならば元から10,000個未満の三角ポリゴン数で構成された3Dデータを使うのが吉です。