本日は HoloLens RS4 Preview の調査枠です。
前回の続きとなります。今回はモデルのサイズ設定についてです。
bluebirdofoz.hatenablog.com
3Dランチャのサイズ制約
RS4の3Dモデルは軸単位がメートル単位で扱われます。
docs.microsoft.com
これを Blender で設定する方法を以下にまとめます。
「シーン」画面を開き、「単位」パネルにある「長さ:」の設定を「メートル法」に変更します。
するとプロパティシェルフの「寸法」がメートル法で表示されるようになります。
オブジェクトモードで寸法を変更する場合、大きさを確定するには「適用」を行います。
メニューから オブジェクト -> 適用 -> 拡大縮小 を選択します。
すると、するとプロパティシェルフの「拡大縮小」の比率が全て 1.000 になります。
これでモデルの寸法に、指定のサイズが反映されています。
ただし改めて3Dランチャにモデルを適用したところ、ランチャのサイズはモデルの寸法ではなく、配置距離で変わるようでした。
以下のように壁が近く、近距離にランチャを配置することになった場合、モデルは小さいサイズで配置されます。
一方で遠距離ににランチャを配置することになった場合、モデルは大きいサイズで配置されます。
寸法が異なるモデルを利用しても、同一距離に配置した場合では同じ大きさで表示されます。
左がZ軸寸法を 10 cmに設定したモデル、右がZ軸寸法を 50 cmに設定したモデルです。
以下の公式ページの Tips for good 3D models 項目の制限を見ると、3Dランチャのモデルは凡そ30cmの立方体サイズとなるように調整するのが推奨されています。
docs.microsoft.com
ただ試しにと、実際にHoloLensのHome空間で立方体を表示したところ、凡そ一辺20cmの立法体で表示されました。
WindowsMRとHoloLensでは3Dランチャの推奨サイズが異なる可能性があります。