本日は MRTKv2 の調査枠です。
MRTKv2 の Guides ドキュメントを少しずつ読み進めていきます。
MRTKv2のGuidesドキュメント
以下のドキュメントを読み進めていきます。
microsoft.github.io
以下のページでは有志による本ドキュメントの日本語翻訳が行われています。
投稿時点でこちらで未翻訳、または著者が興味のある部分について記事にしていきます。
hololabinc.github.io
本記事では以下のページを読み進めます。
microsoft.github.io

iOSおよびAndroid用にMRTKを設定する方法[Experimental]
必要なパッケージをインストールする
GitHubまたはNuGetから Microsoft.MixedReality.Toolkit.Providers.UnityAR パッケージをダウンロードしてインポートします。
UnityAR パッケージをインポートすると、次のエラーが表示されます。
Assembly has reference to non-existent assembly 'Unity.XR.ARFoundation'
解決するには正しいバージョンのARFoundationをインストールしてください。

Unity Package Manager(UPM)で、次のパッケージをインストールします。
Unity 2018.4.x の場合
| android | iOS | コメント |
|---|---|---|
| AR Foundation Version: 1.5.0 - preview 6 | AR Foundation Version: 1.5.0 - preview 6 | パッケージを表示するには Advanced -> Show Preview Packages を有効化します |
| ARCore XR Plugin Version: 2.1.2 | ARKit XR Plugin Version: 2.1.2 |
Unity 2019.x の場合
| android | iOS |
|---|---|
| AR Foundation Version: 2.1.4 | AR Foundation Version: 2.1.4 |
| ARCore XR Plugin Version: 2.1.2 | ARKit XR Plugin Version: 2.1.2 |

Unity 2019.x を使用している場合、Unity AR プロバイダーのアセンブリ定義ファイルを変更し、UnityEngine.SpatialTracking の参照を追加する必要があります。
MRTKはプロジェクトがロードされたUnityのバージョンに基づいて、アセンブリ定義を自動的に更新します。

Unity ARカメラ設定プロバイダーを有効にする
次の手順は MixedRealityToolkit オブジェクトの使用を前提としています。
他のサービスレジストラに必要な手順は異なる場合があります。
1.シーン階層で MixedRealityToolkit オブジェクトを選択します。

2.カスタム構成を有効にするには[Copy & Customize]をクリックしてMRTKプロファイルを複製します。

3.Camera Profile の横にある[Clone]をクリックします。

4.[Camera Settings Providers]セクションを展開します。

5.[Add Camera Settings Provider]をクリックし、新しく追加された[New Camera Settings 0]を展開します。

6.[Type]のプルダウンを開き、Unity AR Camera Settings プロバイダーを選択します。

AndroidおよびiOSデバイス用のシーンの構築
Unity AR Camera Settings プロバイダーがシーンに追加されたことを確認してください。
メニューの File -> Build Settings からプラットフォームを Android または iOS に切り替えます
プラットフォームを切り替えると、選択したプラットフォームの設定を含む MRTK Project Configurator ウィンドウが表示されます。
[Apply]をクリックして、プラットフォーム固有の設定を有効にします。
以下は iOS の場合の表示例です。

プラットフォームが iOS の場合、メニューから Edit -> Project Settings > Player -> Other Settings を開き、Optimization の[Strip Engine Code]のチェックを外します
プラットフォームをAndroidに切り替えた後、追加の手順はありません。

[Strip Engine Code]のチェックを外すことは Xcode #6646 のエラーに対する短期的な解決策です。
MRTK 2.3.0 では長期的な解決策に取り組んでいます。
最後にシーンをビルドして実行します。