本日は C# の小ネタ枠です。
$"{}"の文字列補間を使って文字列に変数を代入するメモを記事にします。
文字列補間
C# 6 以降で利用可能な文字列の補間式です。
補間式を含む項目は、式の結果の文字列に置き換えられます。
docs.microsoft.com
実例
$(文字列補間)を利用すると、以下のような形で文字列を出力できます。
string name = "Mark"; int id = 1; var date = System.DateTime.Now; // String interpolation: Console.WriteLine($"Hello, {name}. ID is {id,5}. Today is {date.DayOfWeek}, it's {date:HH:mm} now."); // Result : Hello, Mark. ID is 1. Today is Sunday, it's 22:16 now.
補間式の構造は以下の通りです。
{<interpolationExpression>[,<alignment>][:<formatString>]}
alignment
最小文字数を定義します。正の数値は右揃え、負の数値は左揃えになります。
formatString
型によってサポートされる書式指定文字列を設定します。
書式指定文字の詳細は以下で参照できます。
docs.microsoft.com
$(文字列補間)での数値書式の指定文字の一例を以下に示します。
書式指定子 | 名前 | 説明 | 使用例 |
---|---|---|---|
"D"または"d" | 10進数型 | 整数表示 | 1234:D->1234, -1234:D6->-001234 |
"F"または"f" | 固定小数点 | 整数と小数表示 | 1234:F1->1234.0, 1234.56:F4->1234.5600 |
"X"または"x" | 16新数 | 16進数表示 | 255:X->FF, 255:X4->00FF |