本日は SQLite の技術調査枠です。
SQLiteのバイナリファイルを作成する方法を記事にします。
SQLite
SQLite は軽量・コンパクトなオープンソースの関係データベース管理システム(RDBMS)です。
現在リリースされている「SQLite3」はバイナリーデータの利用をサポートしています。
www.sqlite.org
今回はこの SQLite の Tools アプリを使ってデータベースのバイナリファイルを作成してみます。
SQLiteのダウンロード
SQLite の Tools アプリは以下のダウンロードページから取得できます。
www.sqlite.org
今回は筆者の Windows 環境で利用するので[Precompiled Binaries for Windows]項の[sqlite-tools]をダウンロードしました。
ダウンロードした zip ファイルを展開すると、以下の3つの実行ファイルが含まれています。今回はこの中の sqlite3.exe を利用します。
・sqldiff.exe
・sqlite3.exe
・sqlite3_analyzer.exe
sqlite3.exe を起動すると以下のコマンドラインインタフェースが起動します。
バイナリファイルを作成または開く
データベースを記録するバイナリファイルを作成または開くため、以下のコマンドを実行します。
.open {ファイル名}
実行すると sqlite3.exe のフォルダに指定したファイル名のバイナリファイルが作成されます。
同名のバイナリファイルが既に存在する場合は、そのデータベースが読み込まれます。
テーブルの作成
以下の SQL 文を実行してテーブルを作成します。
create table {テーブル名}({カラム名} {型名}, {カラム名} {型名}, ... );
以下のコマンドで作成済みのテーブル一覧を表示できます。
.table
カラムの追加
以下の SQL 文を実行してテーブルにカラムを追加します。
insert into {テーブル名} values({データ}, {データ}, ... );
以下の SQL 文で指定テーブル内のカラム一覧を表示できます。
select * from {テーブル名};
ツールの終了
ツールを終了する場合は以下のコマンドを実行します。
.exit
