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MRTK v2のドキュメントを少しずつ読み解くBoundary Systemの境界可視化の構成

本日は MRTKv2 の調査枠です。
MRTKv2 の Guides ドキュメントを少しずつ読み進めていきます。

MRTKv2のGuidesドキュメント

以下のドキュメントを読み進めていきます。
microsoft.github.io

以下のページでは有志による本ドキュメントの日本語翻訳が行われています。
投稿時点でこちらで未翻訳、または著者が興味のある部分について記事にしていきます。
hololabinc.github.io

本記事では以下のページを読み進めます。
microsoft.github.io
f:id:bluebirdofoz:20200206093945j:plain

境界可視化の構成

Boundary Visualization Profile は境界の視覚化および他の関連パラメータを設定するためのオプションを提供します。
境界のビジュアルはシーン内の Mixed Reality Playspace オブジェクトにアタッチされます。
f:id:bluebirdofoz:20200206094007j:plain

一般設定

f:id:bluebirdofoz:20200206094018j:plain

境界の高さ

境界の高さは境界の天井をレンダリングする床面からの距離を示します。
デフォルト値は 3 メートルです。

フロア設定

f:id:bluebirdofoz:20200206094030j:plain

Show(表示切替)

床面を作成してシーンに追加するかどうかを示します。
デフォルト値は true です。

Material(マテリアル)

床面を作成するときに使用するマテリアルを設定します。

Scale(スケール)

作成する床面のサイズをメートル単位で示します。
デフォルトのスケールは 3 x 3 メートルの正方形です。

Floor Physics Layer(物理レイヤー)

床面を設定するレイヤーを設定します。
デフォルト値は Default です。

プレイエリア設定

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Show(表示切替)

プレイエリアの四角形を作成してシーンに追加するかどうかを示します。
デフォルト値は true です。

Material(マテリアル)

プレイエリアオブジェクトを作成するときに使用するマテリアルを設定します。

Floor Physics Layer(物理レイヤー)

プレイエリアを設定するレイヤーを設定します。
デフォルト値は Ignore Raycast です。

ラッキング済みエリアの設定

f:id:bluebirdofoz:20200206094056j:plain

Show(表示切替)

ラッキング済みエリアのアウトラインを作成してシーンに追加するかどうかを示します。
デフォルト値は true です。

Material(マテリアル)

ラッキング済みエリアのアウトラインを作成するときに使用するマテリアルを設定します。

Floor Physics Layer(物理レイヤー)

ラッキング済みエリアを設定するレイヤーを設定します。
デフォルト値は Ignore Raycast です。

境界壁の設定

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Show(表示切替)

境界壁を作成してシーンに追加するかどうかを示します。
デフォルト値は true です。

Material(マテリアル)

境界壁を作成するときに使用するマテリアルを設定します。

Floor Physics Layer(物理レイヤー)

境界壁を設定するレイヤーを設定します。
デフォルト値は Ignore Raycast です。

注意

境界壁を Ignore Raycast 以外の物理レイヤーに設定すると、ユーザーがシーン内のオブジェクトを操作できなくなる場合があります。

境界の天井の設定

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Show(表示切替)

境界の天井を作成してシーンに追加するかどうかを示します。
デフォルト値は true です。

Material(マテリアル)

境界の天井を作成するときに使用するマテリアルを設定します。

Floor Physics Layer(物理レイヤー)

境界の天井を設定するレイヤーを設定します。
デフォルト値は Ignore Raycast です。

注意

境界の天井を Ignore Raycast 以外の物理レイヤーに設定すると、ユーザーがシーン内のオブジェクトを操作できなくなる場合があります。