本日は HoloLens2 の利用手順です。
HoloLens2でキャリブレーション(視線調整)の自動開始を無効化する手順について記事にします。
キャリブレーション(視線調整)とは
HoloLens2 ではホログラムの表示と操作性を向上させるために視線追跡のテクノロジが使用されています。
キャリブレーションを行うと、ユーザーの視線を正確に追跡できるようになるほか、バイザーの位置がずれてもホログラムが正しく表示されます。
通常、次のような時にキャリブレーションが行われます。
・ユーザーが初めてデバイスを使用する
・ユーザーが前回のキャリブレーションを実施しなかった
・ユーザーが前回デバイスを使用したときに、キャリブレーションに失敗した
・ユーザーが視線調整プロファイルを削除した
ユーザーは光彩認証によって記録されているため、キャリブレーションを実施済みのユーザーがデバイスを頭に装着すると、ディスプレイの調整がシームレスに行われます。
docs.microsoft.com
キャリブレーション(視線調整)の無効化
デフォルトではユーザーが初めてデバイスを使用する場合、アプリの実行中でも必ずキャリブレーションが開始してしまいます。
キャリブレーションを開始させないためには HoloLens2 の設定を変更する必要があります。
手首をもう片方の手の人差し指で叩くジェスチャーを行い、HoloLens2 でメニューを開きます。
メニューが開いたら[設定]パネルのアイコンをタップします。
トップ画面に[設定]アイコンがない場合は[すべて]のアイコン一覧をタップして開きます。
一覧の中から[設定]パネルのアイコンを探してタップします。
空間に「設定」パネルが配置され、設定一覧が表示されます。
左上の「システム」項目をタップ選択します。
[調整]タブを開きます。
ここに[新しいユーザーがこのHoloLensを使用するときに、視線調整の実行を自動的に確認します]のチェック項目があります。
チェック項目をタップしてオフにすると、キャリブレーションが自動的に開始しなくなります。
なお、本項目は OS のビルドバージョンが 10.0.18362.1044 以上でのみ表示されます。
HoloLens の OS のビルドバージョンの確認手順は以下を参照ください。
bluebirdofoz.hatenablog.com