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HoloLens2でAzure Digital Twinのラーニングパスを試す その6

本日は HoloLens2 の技術調査枠です。
HoloLens2でAzure Digital Twinのラーニングパスを試して実施記録を記事にします。
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前提条件

前回記事の続きです。
bluebirdofoz.hatenablog.com

SignalRを使用してシミュレートされた操作データを視覚化して対話式操作を行う

本項では Visual Studio ソリューションを使用して、稼働している風力発電所をシミュレートします。
テレメトリデータを Azure Digital Twin に送信します。
Unity で構成された Digital Twin は入力を受け取り、風力発電所の稼働状況を表示します。

注意

このシミュレーションでは実際の操作をシミュレートする大量のデータが生成され、Azure の稼働が発生します。
Azure アカウントで不要な料金が発生しないように、必要ないときは必ずシミュレーターを停止してください。

風力発電所のデバイスシミュレーションを開始する

1. Visual Studio IDE で、DeviceSimulator.sln を開きます。
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2. 再生 ボタンまたは F5 キーを押して、DeviceSimulator を実行します。
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3. コンソール ウィンドウが開き、タービン ID と、接続性やデバイスの取得/作成に関するメッセージが表示されます。
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4. 任意のキーを押してシミュレーションを開始します。
適切な Azure サービスに接続されている場合は一連のストリーミングコンソールメッセージ「Message received」が表示されます。
これは Azure Digital Twin サービスがシミュレートされた IoT データの受信を認識したことを示します。
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UnityエディターでDigital Twinを起動する

1. Unity エディターのツールバーの[再生]ボタンを押します。
UI パネルのデータに、実行中の DeviceSimulator アプリケーションから生成されるデータが反映されます。
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2. マウスの右ボタンを押したままにすることによって、[Game] タブ内を移動できます。
白色の円がタービンの上に来るようにシーンを移動すると、そのタービンアセットの詳細が表示されます。
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3. [Site Overview] UI とタービンパネルに表示されるデータにどのような変化が起こるか観察してください。
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4. ScriptableObject を選択して、風力タービンのパフォーマンスデータを観察します。
Assets/ScriptableObjects/TurbineSiteData ディレクトリから T103 を選択し、Inspector パネルの WindTurbinData セクションで受信データを確認できます。
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DeviceSimulatorを停止する

コマンドウィンドウで Ctrl + C キーを押すか、Visual Studio IDE の[停止]ボタンを押します
これは Azure アカウントに対する不要な課金を回避するために重要です。
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記事が長くなったので分けます。
次は Azure Digital Twins の REST API への接続設定を行い、アラートを発生させます。
bluebirdofoz.hatenablog.com