本日は HoloLens2 の技術調査枠です。
HoloLens2でAzure Digital Twinのラーニングパスを試して実施記録を記事にします。
前提条件
前回記事の続きです。
bluebirdofoz.hatenablog.com
HoloLens2にデプロイしてテストする
Azure Digital Twin への接続が済んだのでプロジェクトをビルドし、それを HoloLens2 にデプロイします。
[File -> Build Settings]を開き、[UWP]プラットフォームで[Build]を実行します。
生成された VisualStudio ソリューションを開き、HoloLens2 にデプロイします。
Tips
原因は不明ですが筆者環境では OpenXR の設定でアプリが正常に動作しなかったため、以下の設定変更を行いました。
1. [Edit -> ProjectSettings]から[XRPlug-inManagement]の設定を開き、[Plug-inProviders]を[WindowsMixedReality]に変更する必要があります。
2. [BladeMRHoloLens2MRTKProfile]の[Input]タブで設定プロファイルを[]に変更する。
風力発電所のデバイスシミュレーションを開始する
1. 風力発電所のデバイスシミュレーションを開始するため、DeviceSimulator.sln を開きます。
2. 再生 ボタンまたは F5 キーを押して、DeviceSimulator を実行します。
3. コンソール ウィンドウが開き、タービン ID と、接続性やデバイスの取得/作成に関するメッセージが表示されます。
4. 任意のキーを押してシミュレーションを開始します。
適切な Azure サービスに接続されている場合は一連のストリーミングコンソールメッセージ「Message received」が表示されます。
これは Azure Digital Twin サービスがシミュレートされた IoT データの受信を認識したことを示します。
風力発電所のパフォーマンスの概要を確認する
1. HoloLens2 にデプロイしたアプリを起動します。
2. [SITE OVERVIEW]メニューを開きます。
HoloLens2 上では掌を見ると表示されるメニューに、パネルの表示切替ボタンがあります。
3. タービンを視界の中心に移動してみます。
手のポインターを使ってタービンの位置をマップの中央に移動できます。
4. マップを拡大してみます。
マップのベースにあるスライダーのハンドルを操作すると、ズームレベルが変更されます。
個々のタービンに移動し、複合現実の詳細を表示する
1. ハンドポインターを使用して、マップ上のタービンモデルをポイントします。
2. タップジェスチャでタービンを選択すると、そのタービンの情報パネルが表示されます。
DeviceSimulatorを停止する
コマンドウィンドウで Ctrl + C キーを押すか、Visual Studio IDE の[停止]ボタンを押します
これは Azure アカウントに対する不要な課金を回避するために重要です。
HoloLens2アプリの終了
1. 開始ジェスチャでスタートメニューを開き、Mixed Reality ホーム ボタンを選択します。
2. アプリウィンドウの右上にある閉じるアイコンを使用してアプリを完全に終了します。
記事が長くなったので分けます。
次は HoloLens から ADT REST API の実行を試してみます。
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