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Magic Leap 2の開発環境構築手順 その3.5(MagicLeap2開発向けプロジェクトのセットアップ内容2)

本日は Magic Leap 2 用のプロジェクトを一から作成する手順をまとめます。
本記事は MagicLeap2 開発向けプロジェクトのセットアップの実行内容の続きを記事にします。
自動セットアップでエラーが発生していない場合、本記事の設定は既に反映されているので作業は不要です。

前回記事

以下の前回記事の続きです。
bluebirdofoz.hatenablog.com

マニフェストの設定

アプリで使用する権限を指定するマニフェストの設定が行われます。
メニューから[Edit -> Project Settings]を開き、[Player]タブの Android プラットフォームから[Publishing Settings -> Main Manifest]が有効化されています。

実際に使用する権限の指定は[Magic Leap -> Permissions]タブで指定できます。
アプリで必要な権限がある場合は本項目のチェックボックスにチェックを入れて追加します。

プロジェクトの設定

以下の Magic Leap 2 に最適なプロジェクト設定が行われます。
メニューから[Edit -> Project Settings]を開き、[Player]タブの Android プラットフォームから設定を確認できます。

[Other Settings]項目で以下の設定が行われています。
・[Rendering -> Color Space]項目を[Linear]に設定する。
・[Rendering -> Auto Graphics API]のチェックを外し、[Graphics API]を[Vulkan]のみの設定にする。
・[Rendering -> Texture Compression Format]の設定を[DXT]にする。

・[Identification -> Minimum API Level]を[29]に設定する。
(著者環境では自動セットアップでは[22]に設定されていたため、マニュアルに基づき手動で[29]に修正しました)

・[Configuration -> Scripting Backend]を[IL2CPP]に設定する。
・[Configuration -> Target Architecture -> x86-64 (Chrome OS and Magic Leap 2)]をチェックする。
・[Configuration -> Target Devices]を[All Devices]に設定する。

ビルドプラットフォーム設定

ターゲットプラットフォームが Android に設定されます。
[File -> Build Settings..]を開くと、[Platform]が[Android]に切り替わっている状態になっています。

以上が Magic Leap Setup Tool で行われるプロジェクトのセットアップの実行内容です。
Magic Leap Setup Tool を利用できない場合は手動でこれらの設定を実施します。