MRが楽しい

MRやVRについて学習したことを書き残す

Magic Leap 2の開発環境構築手順 その4(レンダーパイプラインの設定)

本日は Magic Leap 2 用のプロジェクトを一から作成する手順をまとめます。
本記事はレンダーパイプラインの設定を行います。

レンダーパイプラインの設定

Magic Leap 2 で快適な 60 FPSの体験を実現するための URP 設定を構築します。
URP の使用は Magic Leap アプリの開発において必須ではありませんが、レガシーレンダラーでは一部機能が動作しないことがあるため、URP の使用が推奨されています。

プロジェクトの簡素化のため、不要な Assets/Settings 配下のレンダーパイプラインアセットを削除します。
フォルダ配下の asset ファイルを選択して右クリックから[Delete]を実行します。

新規レンダーパイプラインアセットを作成します。
右クリックから[Asset -> Rendering -> URP Asset(with Universal Renderer)]を実行します。

作成された asset ファイルを選択して Inspector ビューから以下の通り設定します。
著者環境ではデフォルト設定から以下の設定のみ変更が必要でした。

Last Border:10 -> 5


最後に asset をプロジェクトで利用するレンダーパイプラインとして設定します。
メニューから[Edit -> Project settings]を開き、[Graphics]タブを開きます。

[Scriptable Render Pipeline Asset]のアイコンから選択ダイアログを開き、先ほど作成した asset を指定します。

これでレンダーパイプラインの設定は完了です。

次回はシンプルなサンプルシーンの作成とシミュレータでの確認です。