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PLATEAUのサンプルプロジェクトを試す

本日は PLATEAU の小ネタ枠です。
PLATEAU のサンプルプロジェクトを試してみたので利用手順を記事にします。

PLATEAU

PLATEAU は国土交通省が主導する日本全国の3D都市モデルの整備・活用・データ化を行うプロジェクトです。
www.mlit.go.jp

提供される3Dデータの活用方法の一例として Unity または UnrealEngine のサンプルプロジェクトが公開されています。
今回は以下の GitHub で公開されている Unity のサンプルプロジェクトを試しました。
github.com

なお、Unity 向けのSDK本体のプロジェクトは以下になります。
github.com

サンプルプロジェクトを開く

上記の GitHub プロジェクトをクローンして取得するか、以下の Release ページからプロジェクトをダウンロードします。
今回はこの Release ページから zip ファイルをダウンロードしました。
github.com

ダウンロードした UnitySample.zip を任意のフォルダに展開します。

展開するとフォルダ内には PLATEAU-SDK-for-Unity-Samples という Unity プロジェクトフォルダと tgz ファイルが含まれています。
tgz ファイルは初めてプロジェクトを開く際にデータの展開で参照するため、プロジェクトを開く前にフォルダを移動する場合は一緒に移動する必要があります。

UnityHub を起動してプロジェクトを開きます。プロジェクトの Unity バージョンは Unity 2020.3.32f1 でした。

モデルの属性情報を見るサンプルシーンを試す

PLATEAU で提供される3Dデータにはモデル毎に様々な属性情報が含まれています。
これらの属性情報を参照するサンプルシーンが GISSample です。以下のシーンファイルを開いてシーンを再生します。

Assets/GISSample/Scenes/GISSample.unity

シーンが再生されたら任意の建物をクリックしてみます。
するとその建物の[高さ]や[地域]、[計測年]などの属性情報を確認することができます。

左側の[フィルタリング][色分け]項目を使って[高さ]や[地域]で建物の表示/非表示を切り分けたり、色分けを行うサンプルを実行できます。

ゲーム利用のサンプルシーンを試す

PLATEAU で提供される3Dデータを使って街をドライブするサンプルシーンが GameSample です。
以下のシーンファイルを開いてシーンを再生します。

Assets/GameSample/Scenes/GameSample.unity

シーンが再生されたら W/S/A/D キーで車を操作できます。