本日は環境構築の手順枠です。
コマンドラインツールのAndroid SDK Mangerのインストール手順を記事にします。
Android SDK Manager
Android SDK ManagerはAndroidアプリ開発に必要な様々なライブラリを管理します。
Android Studioから利用可能なほか、SDK Manager単体をコマンドラインツールとして取得することもできます。
developer.android.com
ダウンロード手順
以下の公式ページのページ下部から最新のコマンドラインツールを直接ダウンロードできます。
developer.android.com
ダウンロードしたandroid-studio-2024.2.1.11-windows.exeを展開します。
展開したフォルダ直下のcmdline-toolsフォルダにコマンドラインツールが含まれています。
ルートフォルダの設定
コマンドラインツールは以下のフォルダ階層でルートフォルダを判定します。
(ルートフォルダ)/cmdline-tools/latest
展開直後のフォルダは以下のフォルダ構成になっており、そのままだとコマンドラインツールがルートフォルダを判定できません。
(展開フォルダ)/cmdline-tools/bin/sdkmanager.bat
以下のようにlatestフォルダを作成して一階層挟みこむと、コマンドラインツールがルートフォルダを判定できるようになります。
過去バージョンのSDK Managerをインストールする
試しにSDK Managerを使って過去バージョンのSDK Managerをインストールしてみます。
WindowsPowerShellを起動します。管理者権限が必要なフォルダで作業を行う場合は[管理者として実行する]必要があります。
PowerShellを起動したらcdコマンドでコマンドラインツールのルートフォルダに移動します。
cd (ルートフォルダ)
以下のコマンドを実行して指定バージョンのSDK Managerをインストールします。
.\cmdline-tools\latest\bin\sdkmanager.bat --install "cmdline-tools;(コマンドラインツールのバージョン)"
コマンドラインツールのバージョンについては以下を参照ください。
developer.android.com
Javaがインストールされていない場合
Javaがインストールされていない場合、以下のエラーが発生します。
インストールを行うかJAVA_HOMEのパスを通してコマンドを実行してください。
ERROR: JAVA_HOME is not set and no 'java' command could be found in your PATH.
今回筆者はAndroud Stuiodに内包されているjavaフォルダに以下の通り、一時的にパスを通してコマンドを実行しました。
$env:JAVA_HOME = '"C:\Program Files\Android\Android Studio\jbr"' .\cmdline-tools\latest\bin\sdkmanager.bat --install "cmdline-tools;5.0"
インストールが実行されます。
途中のインストール確認で[y]キーを打ち込むとインストールが完了します。
cmdline-toolsフォルダ配下を確認すると[5.0]フォルダが作成されています。
バージョン5.0のSDK Managerを利用したい場合はこちらのフォルダ名を[latest]に変更してください。