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HoloLens用のオリジナルモデルを作成する その1(キャラデザイン)

本日はオリジナルモデルの作成枠です。
今更ですが、今回から昨年の5月に目標を立てた「hololensアプリに自身が作成したキャラクタを登場させる」に着手します。
bluebirdofoz.hatenablog.com

今回は幾つかの要件を決めて、キャラクターのデザインを作成しました。
命名「ホロ恋子(れんこ)」です。
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HoloLens向けモデルとして作成するため、以下の要件を考えてデザインしています。
・3Dランチャでも利用可能な1万三角ポリゴン以下の3Dモデルとする。
・HoloLensで投影するため、完全な黒色は使用しない(透過色となるため)。
 寒色もなるべく避け、暖色を基調とする。
HMD型デバイスを利用するアニメーションを行う。
・HoloLensは基本的に室内デバイスなのでモデルは裸足。

1万三角ポリゴン以下の要件はかなり厳しいですが、今回はテクスチャを駆使することで解決を試みます。
細かなアクセサリやヒラヒラしたパーツは使わないなどデザイン時点でも考慮が必要です。

HoloLensの黒を使用できない制限は一先ずデザインで解決します。
どうしても黒配色を使いたい部分は、周りを白の配色にして灰色を置くことで解決を試みています。
黒目、黒髪が自由に使えないので、かなりデザイン泣かせな制限です。

黒が透過するという特性上、デザインを確認するときは黒背景でデザインを確認すると潰れる輪郭部分がよく分かります。
HoloLens投影時のイメージを簡易にチェックする小技として使ってみました。
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HMD型デバイスを利用するアニメーションを行うため、デバイスもセットでモデリングします。
HoloLensは投影するには色合いが暗すぎるのでオリジナルのものに差し替え。そのまま使うのも問題ありそうですし……。

裸足は他モデルを使ったとき、何となく気になっていたのでデザインに取り入れてみました。

他にも気付いた点があれば都度、デザインに反映していきます。
長い道のりになりそうですが、HoloLens向けのキャラクターモデルを作成するというのはそれだけで新しい発見が得られそうです。


バイスを外した素顔もデザインしています。
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いざホロ恋子をプロデュースつもりで頑張ります。