本日は CLIPSTUDIO の調査枠です。
CLIPSTUDIOでテクスチャ素材をタイリングして拡大する手順を記事にします。
画像の拡大
例えば、以下のようなテクスチャ素材を用意します。
メニューから 編集 -> 変形 -> 拡大/縮小/回転 を利用して拡大した場合、元々の解像度が低いため、ボヤけてしまします。
テクスチャの解像度を下げずに素材のサイズを変更するため、画像を繰り返して配置するタイリングを利用します。
タイリングの利用
タイリングを利用するには、最初にタイリングを行うレイヤーを画像素材レイヤーに変更する必要があります。
素材となるレイヤーを選択した状態で、メニューから レイヤー -> レイヤーの変換 をクリックします。
レイヤーの変換ダイアログが表示されます。
[種類:]を[画像素材レイヤー]に変更し、[OK]ボタンをクリックします。
これでレイヤーが画像素材レイヤーに変更されました。
レイヤーを選択した状態で[操作]ツールを開き、[オブジェクト]サブツールを選択します。
ツールプロパティから[タイリング]のチェックを入れてタイリングを有効にします。
画像がタイリングされました。
しかし、デフォルト設定のタイリングでは上下左右のテクスチャの繋がりが切れてしまっています。
タイリングの設定を[折り返し]に変更します。
これで上下左右が繋がった形でタイリングされ、テクスチャ素材の解像度をそのままにサイズを拡大できました。
法線マップの解像度を下げずに、画像サイズを拡大したい。
または画像サイズをそのままに法線マップの密度を上げたい場合などにも活用できます。