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Blender2.8でスカルプトモデリングを行う その6(ブラシのテクスチャ)

本日は Blender2.8 の技術調査枠です。
Blender2.8 でスカルプトモデリングに関する機能を記事にします。
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前回記事の続きです。
bluebirdofoz.hatenablog.com

ブラシのテクスチャ登録

Blenderではスカルプトを行うブラシの形状をテクスチャで変更することができます。
例えば、以下のような画像を用意します。
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プロパティウィンドウから[テクスチャ]タブを開きます。
プルダウンから[ブラシ]を選択した状態で[新規]ボタンをクリックします。
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テクスチャパネルが開くので[開く]ボタンをクリックし、先ほど作成したテクスチャ画像を指定します。
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これでブラシ用のテクスチャが登録されます。
ブラシを利用するため[スカルプトモード]に切り替えます。
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ブラシのテクスチャ設定

スカルプトモードでブラシのテクスチャ設定を行います。
ブラシプロパティを開いて[テクスチャ]項目をクリックするか、メニューの[テクスチャ]からプルダウンを開きます。
先ほど登録した画像が一覧に表示されるのでこれを選択します。
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これでブラシにテクスチャが設定されました。
[Shift+F]キーで影響力を確認すると分かりますが、明度が明るい箇所が影響力の高い箇所になります。
影響力を一定にしたい場合は[レイヤー]のブラシを利用します。
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ストロークを実行すると、テクスチャの影響範囲の形にスカルプトが実行されます。
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ブラシマッピング

[テクスチャ]の[マッピング]が[ビュー平面]の場合、影響範囲がカメラ視点からテクスチャを投影した形になるため、利用の際はカメラ視点が重要になります。
例えば、先ほどのスカルプトは真上から確認すると以下のような形になります。
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[テクスチャ]の[マッピング]を[エリア平面]にすると、選択面の法線に対してテクスチャを投影した形になります。
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[テクスチャ]の[マッピング]の項目でストローク時のブラシの影響を変更できます。
例えば、格子状のテクスチャを用意して[マッピング]を[タイル状]にすると以下のように繰り返しのスカルプトが行えます。
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その他設定

[テクスチャ]の[角度][オフセット][サイズ]はブラシ上のテクスチャの配置を調整します。
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[サンプルバイアス]はブラシに補正値が追加されます。
テクスチャの形状とは関係なく通常のブラシの影響力が追加(1.0)または減算(-1.0)されます。
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次はブラシのストロークです。
bluebirdofoz.hatenablog.com