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HoloLens2でAzure Digital Twinのラーニングパスを試す その3

本日は HoloLens2 の技術調査枠です。
HoloLens2でAzure Digital Twinのラーニングパスを試して実施記録を記事にします。
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前提条件

前回記事の続きです。
bluebirdofoz.hatenablog.com

Azureリソースの環境構築

Azure CLI を使って Azure リソースの環境構築を行います。

Azure リソース グループを作成する

PowerShell で az group コマンドを使用してリソースグループを作成します。
Location の設定には特に注意してください。
後で使用される Microsoft.SignalRService/SignalR および Microsoft.DigitalTwins/digitalTwinsInstances に対して有効なリージョンの1つである eastus である必要があります。

az group create --name ${projectname}-rg --location eastus

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az group createコマンド

ディレクトリにグループを作成します。
docs.microsoft.com

・--name -nオプション

新しいリソースグループの名前を設定します。

・--location -lオプション

新しいリソースグループの地域(Location)を設定します。

新しく作成されたAzureリソースグループにARMテンプレートをデプロイする

bicep ファイルをリソースグループにデプロイし、出力を ARM_deployment_out.txt という名前のテキストファイルにリダイレクトします。
このファイルは参照用であり、この後の作業では必要ありません。このプロセスが完了するまでに 10 分から 15 分かかる場合があります

az deployment group create -f azuredeploy.bicep -g ${projectname}-rg --parameters projectName=${projectname} userId=${userid} appRegObjectId=${objectid} > ARM_deployment_out.txt

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完了すると 13 個のリソースインスタンスが生成されます。
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az deployment group createコマンド

リソースグループでデプロイを開始します。
docs.microsoft.com

・--template-file -fオプション

テンプレートファイルまたは Bicep ファイルへのパスを設定します。

・--resource-group -gオプション

デプロイを作成するリソースグループを指定します。
必須パラメータです。

・--parameters -pオプション

配置パラメーターの値を指定します。
Tips

何らかの理由で Azure リソースを再作成する必要がある場合、以前の全てのリソースインスタンスとリソースグループを削除する必要があります。

Azure CLI拡張機能をインストールする

az extension コマンドを使用して、PowerShell に Azure CLI 用の azure-iot 拡張機能をインストールします。
これにより拡張機能がダウンロードおよびインストールされます。
既にインストールされている場合はアラートが表示されます。

az extension add --name azure-iot

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az extension addコマンド

拡張機能を追加します。
docs.microsoft.com

・--name -nオプション

拡張機能の名前を指定します。

主要な構成パラメーターについて Azure デプロイに対してクエリを実行する

az deployment コマンドを使用して、Azure デプロイに対してクエリを実行します。
次のコマンドはコマンドを実行しているのと同じディレクトリの Azure_config_settings.txt という名前のファイルに出力をリダイレクトします。

az deployment group show -n azuredeploy -g ${projectname}-rg --query properties.outputs.importantInfo.value > Azure_config_settings.txt

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az deployment group showコマンド

リソースグループでデプロイを表示します。
docs.microsoft.com

・--name -nオプション

デプロイ名を設定します。

・--resource-group -gオプション

リソースグループの名前を設定します。

・--queryオプション

JMESPath クエリ文字列。
詳細と例については、http://jmespath.org/ を参照してください。

リソースグループの接続パラメーターについて Azure デプロイに対してクエリを実行する

az iot コマンドを使用して、後のモジュールで使用するリソースグループの接続文字列パラメーターについて IoT ハブに対してクエリを実行します。

1. 次のコマンドは az iot hub コマンドを使用して、リソースグループの接続文字列を照会しています。
出力をリダイレクトして、コマンドを実行しているのと同じディレクトリの Azure_config_settings.txt ファイルに追記します。

az iot hub connection-string show --resource-group ${projectname}-rg >> Azure_config_settings.txt

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2. PowerShell で出力テキストファイルの内容を確認します。
このモジュールで後で使用するためのいくつかの重要な構成パラメーターが表示されます。

get-content Azure_config_settings.txt

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az iot hub connection-stringコマンド

IoT Hub 接続文字列を管理します。
docs.microsoft.com

・--resource-group -gオプション

リソース グループの名前を指定します。

記事が長くなったので分けます。
次はアプリの資格情報を設定します。
bluebirdofoz.hatenablog.com