本日は MRTK の小ネタ枠です。
MRTKのBillboardを使ってオブジェクトを常にユーザ側を向くようにする方法を記事にします。
Billboard
Billboard を設定したオブジェクトは、常にユーザの方向を向きます。
これにより、ユーザが移動してもテキストやメニューシステムを読むことができます。
docs.microsoft.com
サンプルプロジェクトの作成
Billboard を試すための、MRTK を取り込んだサンプルプロジェクトを作成します。
MRTKのインポートと基本設定
MRTK のインポートと HoloLens 向けプロジェクトの基本設定を行います。
手順の詳細は以下の記事を参照してください。
bluebirdofoz.hatenablog.com
サンプルシーンの準備
シーンにボタンオブジェクトを配置しました。
今回はこのボタンオブジェクトを常にユーザの方を向くようにしてみます。
対象オブジェクトの[Add Component]から MRTK の[Billboard]コンポーネントを追加します。
Billboard には以下の2つのプロパティがあります。
PivotAxis
オブジェクトが回転する回転軸を指定します。
デフォルトでは[XY]が指定されています。
TargetTransform
Billboard が方向を向けるターゲットを指定できます。
ターゲットが指定されていない場合は、メインカメラの方向を向きます。
動作確認
シーンを再生して動作を確認します。
ボタンの周りをぐるりと回ると、ボタンオブジェクトが常にカメラの方向を向き続けるのが分かります。
