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自作の HoloLens2 アプリを Microsoft Store で公開する その1(アプリケーションのマニフェストファイルの基本設定)

本日は Microsoft Store に関する調査枠です。
自作の HoloLens2 アプリを Microsoft Store で公開するための作業手順を記事にします。

その1はアプリケーションのマニフェストファイルの基本設定です。

Microsoft Store へのアプリの送信

自作アプリを Microsoft Store に登録する手順について以下のページを参考に勧めます。
docs.microsoft.com

事前準備

アプリケーションをパッケージ化するには以下の手順を実施します。
1.イメージアセットの設定
2.アプリケーションタイルの設定
3.アプリのターゲットまたは最小 Windows バージョンの設定
4.アプリのターゲットデバイスの設定
5.アプリと MicrosoftStore の関連付け
6.アップロードパッケージの作成

今回は 1~4 のマニュフェストファイルの基本設定を行います。

イメージアセットの設定

appx ビルド ツールでアプリケーションを appx パッケージにビルドするには次のイメージアセットが必要です。

必要なアセット イメージの推奨スケール イメージ形式 表示箇所
Square 71x71 Any PNG 該当なし
Square 150x150 150x150(100%) or 225x225(150%) PNG スタートピン、ストア検索候補、ストア登録情報ページ、ストア参照、ストア検索
Wide 310x150 Any PNG 該当なし
Store Logo 75x75(150%) PNG パートナーセンター、レポートアプリ、レビューの作成、マイライブラリ
Splash Screen 930x450(150%) PNG 2Dアプリランチャー

これらの設定は package.appxmanifest の「イメージ資産」タブで確認/設定ができます。
f:id:bluebirdofoz:20220116223204j:plain

ロゴの作成手順や設定方法の詳細は以下の記事を参考にしてください。
bluebirdofoz.hatenablog.com

アプリケーションタイルの設定

HoloLens のスタートメニューでは3Dランチャーとして正方形ののタイルイメージが使用できます。
この設定は package.appxmanifest をXMLテキストエディターで開くと確認できます。
f:id:bluebirdofoz:20220116223224j:plain

3Dランチャーの設定方法の詳細は以下の記事を参考にしてください。
bluebirdofoz.hatenablog.com

アプリのターゲットまたは最小 Windows バージョンの設定

アプリに Windows バージョン固有の機能が含まれる場合、サポート対象ターゲットまたは最小バージョンを指定する必要があります。
例えば目線や手のトラッキングなど、HoloLen2 固有の機能が必要な場合は Windows バージョン 18362 以上を指定します。

この設定は package.appxmanifest をXMLテキストエディターで開くと確認/変更できます。
f:id:bluebirdofoz:20220116223249j:plain

アプリのターゲットデバイスの指定

アプリにデバイス固有の機能が含まれる場合、アプリが実行可能なターゲットデバイスを指定する必要があります。
HoloLens2 または HoloLens を指定する場合は Windows.Holographic のターゲットを指定します。

この設定はバージョンの設定と同様、package.appxmanifest をXMLテキストエディターで開くと確認/変更できます。
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次回はアプリと MicrosoftStore の関連付けです。
bluebirdofoz.hatenablog.com