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Blender2.8でNode Wranglerアドオンを使ってシェーダーノードの編集を便利にする

本日は Blender2.9 のビルドインアドオンの調査枠です。
Blender2.9 で Node Wrangler アドオンを使ってシェーダーノードの編集を便利にする手順を記事にします。
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NodeWranglerアドオン

Blender でのノード編集で役立つ拡張機能を追加するアドオンです。
複数のテクスチャを同時に読み込んでノードを作成する機能やシェーダーのレビュー機能などが利用できます。
gregzaal.github.io

アドオンの有効化

Node Wrangler アドオンは Blender に含まれているため、アドオンを有効化するだけで利用可能です。
Blender を起動し、メニューから 編集 -> プリファレンス を開きます。
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Blenderプリファレンスダイアログが開くので[アドオン]タブを開きます。
[Node Wrangler]を検索します。
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一覧に[Node: Node Wrangler]アドオンが表示されるので、チェックを入れて有効化します。
これでアドオンのインストールは完了です。[設定]パネルでアドオンの設定を変更できます。
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[Edit tags for auto texture detection in Principled BSDF setup]欄を開くと、テクスチャを読み込む際の命名規則を確認または変更できます。
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複数テクスチャの読み込みと自動設定

複数テクスチャの読み込みと自動設定の機能を試してみます。
テクスチャを設定したいマテリアルの Principled BSDF ノードを選択した状態で[Ctrl + Shift + Tキー]を押下します。
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するとテクスチャの選択ダイアログが開くので、設定したいテクスチャを複数選択して[Principled Texture Setup]をクリックします。
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これで選択したテクスチャが適切な形で自動的に設定されます。
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テクスチャの判別は命名規則に合致する区切られた文字列があるかどうかで判別されます。
もし当てはまる命名規則がない場合は設定が行われません。
・一例

○ [*_normal_*]
× [*_normals_*]

シェーダのビュー

確認したいシェーダノードを選択した状態で[Ctrl + Shift + マウス左クリック]を実行します。
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すると[Viewer]ノードが差し込まれ、その位置のノード出力を確認することができます。
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