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HoloLens2でホロモンアプリを作る その57(食べ物を近づけられたり頷きを見たりすると待てを止める)

本日はアプリ作成枠です。
HoloLens2でホロモンアプリを作る進捗を書き留めていきます。
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今回は食べ物を近づけられたり頷きを見たりするとホロモンが待てを止める実装を行いました。

これまでの動作

これまではホロモンが食べ物を前にして、待て状態になったとき「ヨシ」という言葉に反応して待てを解除するようにしていました。
しかし実際に他の人にプレイしてもらうと、食べ物を食べさせようと、食べ物を掴んでホロモンに近づける操作を行うことが分かりました。
より自然な触れ合いにホロモンが反応してほしいので、この事例を基に食べ物を近づけられたときにも待て状態を解除する実装を行いました。

食べ物を近づけられたり頷きを見たりすると待てを止める

以下の待て状態のロジックに実装を追加しました。
ホロモンは以下の状態を検知して、待ての状態を解除します。
・「ヨシ」という言葉をかけられた
・友達の顔を見ているとき、相手が「頷き」のジェスチャーを行った。
・指定の距離より注目中の物体が近づいてきた、または遠のいた
・一定時間、友達が見当たらなかった

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動作確認

シーンを再生して動作を確認します。
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メニューから食べ物を取り出します。
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食べ物を掴んでホロモンから一定の距離の場所に置きます。
このとき、ホロモンは待て状態になり、食べ物を見つめたままお座りをします。
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食べ物を掴み、ホロモンの目の前まで近づけます。
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ホロモンが待て状態を止め、食べ物を受け取って食べてくれました。
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おまけ

もう1パターン試してみます。
再び食べ物をホロモンから一定の距離の場所に置き、待て状態にさせます。
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そしてホロモンから見えない場所に身を伏せます。
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一定時間が経つと、ホロモンは誰にも見られていないと思い、待てを止めて食べ物を食べてしまいました。
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その後、見られていたことに気づくホロモン。
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