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オブジェクトの座標を指定の面に投影する

本日は Unity の小ネタ枠です。
オブジェクトの座標を指定の面に投影する方法を記事にします。
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Vecotr3.ProjectOnPlane

Vecotr3.ProjectOnPlane は垂直な法線ベクトルによって定義される平面上にベクトルを射影します。
docs.unity3d.com

サンプルシーンの作成

シーンを作成して試してみます。
ベクトルを投影する平面オブジェクトを作成します。
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Vecotr3.ProjectOnPlane を利用するには平面の法線ベクトルを取得する必要があります。
スクリプトでは forward 方向を法線方向として扱いたかったので、オブジェクトを2重構造にしてオブジェクトの回転方向を調整しました。
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次に投影を行う Sphere オブジェクトを追加します。
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最後に投影箇所を示す Sphere オブジェクトを作成してシーンの準備ができました。
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サンプルスクリプト

Vecotr3.ProjectOnPlane を使って投影位置を計算するサンプルスクリプトを作成しました。
投影元となるオブジェクトと平面オブジェクトを指定しておくと、スクリプトをアタッチしたオブジェクトを平面への投影位置に移動します。
・TrackingProjectOnPlane.cs

using System.Collections;
using System.Collections.Generic;
using UnityEngine;

public class TrackingProjectOnPlane : MonoBehaviour
{
    [SerializeField, Tooltip("追跡対象オブジェクト")]
    private Transform p_TrackingTransform;

    [SerializeField, Tooltip("投影する平面(平面の法線方向とforwardが一致する事)")]
    private Transform p_ProjectPlane;

    void Update()
    {
        if(p_TrackingTransform != null && p_ProjectPlane != null)
        {
            // 追跡対象オブジェクトを平面に投影した位置にオブジェクトを移動する
            this.transform.position = Vector3.ProjectOnPlane(p_TrackingTransform.position, p_ProjectPlane.forward);
        }
    }
}

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作成したスクリプトを投影箇所を示す Sphere オブジェクトに設定し、投影元のオブジェクトと平面オブジェクトを指定しました。
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動作確認

シーンを再生して動作を確認します。
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投影元のオブジェクトを移動すると、投影箇所を示すオブジェクトが平面に沿って動きます。
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試しに平面を傾けてみます。
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平面を傾けた場合も、その法線に沿って追跡されたオブジェクトが投影されていることが分かります。
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